yu-yu

星屑の砂時計 – yu-yu

千億の星屑が 私に降りかかる
自分の小ささに すくむの心が
運命の箱船が 旅立つ時間(とき)の海
音のない序曲が ひびき始める
ねえ私 この世に
生まれてよかったの?
答えのないまま 月は
欠けて 満ちて
私のなかの 少女が
大人になってゆく

なぜ人間(ひと)は愛し合い 傷つけ憎み合う
孤独な星たちが 引き合うみたいに
でも今は信じたい 夢という遺伝子が
苦しみも涙も 越えて行くって
ねえどんな あしたが
私を待ってるの?
たずねてみるけど 月は
ほほえむだけ
誰も知らない 未来へ
砂時計 落ちてゆく

何光年 離れようと
ふるさとは やさしい胸

ねえ私 この世に
生まれてよかったの?
答えのないまま 月は
欠けて 満ちて
私のなかの 少女が
大人になってゆく

千億の星屑よ 私もきらめこう…

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