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ワンルーム – yonige

あげっぱなしの便器がやけにリアルで恥ずかしくなった
君を泊まらせた後の誰もいないワンルーム
こんな気持ちになるのは今だけなんだけどな
やけにずっと待ちわびてる0.2秒の振動を

綺麗に畳んだ寝巻きと
少しずれてるこの気持ち
君が悲しく笑うから
それでもいいって思った

そんなのやっぱ忘れさして
今は君を想いたいよ
明日なんてどうだっていいよ
ずっとこのままいれるように

ずぶ濡れになった洗濯物
じめっとした夏の匂い
数だけ増えてく約束が
倒れて潰されそうだ
懐かしいドラマ再放送
あれって独り言が響く
ねえ、今何考えてる?

君が悲しく笑うから
それでもいいって思った
君の一番になれないけど
君もわたしの一番じゃないよ

そんなんやっぱ忘れさして
今は君を想いたいよ
絶対なんて嘘だった
今は君に優しくしたい

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ソラニン – yonige

思い違いは空のかなたさよならだけの人生かほんの少しの未来は見えたのにさよならなんだ昔 住んでた小さな部屋は今は他人が住んでんだ君に言われた ひどい言葉も無駄な気

最愛の恋人たち – yonige

灰になってもうどれほど経つだろう今思えばあなたのことは好きじゃなかったけど好きだったような気もするような遠い記憶明け方の月が隠れていくような何かを失った気がして

しがないふたり – yonige

不安定な彼 もう嫌いって言ったり捻くれた気持ちのままに嘆いてた無関心になる感情に目を瞑って言えない気持ちを瞼に写すよふわっと漂う髪の毛の匂いも殺風景な1K 下北

悲しみはいつもの中 – yonige

永遠だったわたしはもう魔法が解けてしまったようだわ普通の幸せとは?わからないな脳内渋滞中の言葉は口に出したら大事故起きて頬を伝ってゆく 呆れちゃうな許してね全部

さよならプリズナー – yonige

なんにもないなんにもないなんにもないなんでもない日々ですなんにもないなんにもないなんにもないなんでもない部屋でなんにもないなんにもないなんにもないなんでもない時

our time city – yonige

ラッキーストライクの煙を夜風に溶かして街を行くひっきりなしの退屈に気づくともう春のようみんなひとりぼっちのこの街わたしだけなんで?とか嘆くうんざりな顔して光る街

トーキョーサンセットクルーズ – yonige

トーキョーサンセットクルーズぼくらは狂ったふりをしていつでも悲しい目をしているみんな変わってしまったのさ変われずにいるのはぼくだけだ流行りの本を手に取った聴きた

また明日 – yonige

目に見えて落ちていった彼らを笑い飛ばしてあくびくらいの感覚でまた他に目を移していた進むばっかの秒針がとても面白くなくて君を困らせたくなって交差点で踊るよ簡単であ

とけた、夏 – yonige

昨日つけた香水朝 起きて匂ってもなんにも残っていなくて昨日のことは全部まぼろしだったのかもしれない一瞬でも気を抜いたら日常が灰色になってしまうもう全部どうでもよ

沙希 – yonige

ヘッドライトの光 天井を泳いでった得意げにきみは言う 世界で一番安全な場所見慣れた横顔 テレビの照明に合わせて色んな色に変わってっただれも知らない さるのダンス

スラッカー – yonige

同調に次ぐ同調で脳汁垂れ流して群がってんな粗見つけ はにかんでまとわりついた劣等見て見ぬ振りしなや拡散希望 わたしの正義排水口につまった倫理嘲笑いたいだけのトピ

おうまさん – yonige

暇な探偵ごっこ得意気になって毎日ぼくに張り付くけど真実はもっとおまえたちが嫌がる場所に隠れていたりするんだサラリーマンのお兄さんさっきからずっとゴミを見る目で見

バイ・マイ・サイ – yonige

バイ マイ サイ 笑ってていてよ会えない夜はあの局のレディオ曖昧な記憶から始まる愛のダンス 目が回ってゆくわねぇ 知ってた? 優しさは時に人を殺すのよ駄目な人ね

各駅停車 – yonige

各停しか止まらない駅のプラットホームで待っている見なれない街の見なれない人今日のわたしはどこに行く目まぐるしく流れてく人の波にゆらりゆられ着いたよ知らないほうが

どうでもよくなる – yonige

思い出とかも Tシャツとかも灰皿とかも 綺麗にしてさ少しだけでも 忘れてみたい預金残高と きみのことなんでもいいよ たわいない事それともなにか 大きな事件カレー

サイドB – yonige

君ってインサイドに潜んだ嘘を隠しきれていないそれって反対の道進む少年の無垢な目よこんなとき 午前4時のサンバで踊る秘密魔法のステップかまして防壁そうやって最初っ

顔で虫が死ぬ – yonige

春 晴れ 昼 川沿いは特に夕暮れ 下校 大群に注意君のいない この街は 僕だけが止まってるようで長過ぎた ズボンの裾 チェーンに絡まって外れて困った環七は騒音の

トラック – yonige

あわてんぼうの少女と大荷物の少年は走る時間の世界で生きている僕らは走るハッピーエンドはいらない 用はないさママの愛と少しのバッドエンドでいつだって僕らは冗談でし

ベランダ – yonige

ハッピーエンドかわからないけどとりあえずいまは一緒にいよういつの日か 慣れてしまうけどときどきいまを思い出そうよよくある幸せはそばにいつだって気づけない幸せはそ

恋と退屈 – yonige

いつからだったこの景色右向けと言えば右だし違和感を抱かんやつらに嫌気がさすけど何も言わん僕の憂鬱は とぼけてる空に沈んでくトイレに行くと何に苛立ってたのかも忘れ

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