たしかに あの日 このぼくは夜明けの駅で 待っていたにがい煙草が一箱も空(から)になるまで あきらめずかけ落ちなどと 思いつめ未来を夢と 信じこみ切符二枚を握りしめ人の流れに耐えていたとうとう きみは来なかったおとなの童話はそれっきり今だからいうけどひどいひとだね きみは…ミルクの匂いするような唇そっと近づけてあなたひとりが頼りなの連れて逃げてと泣いていたかすれた声がいじらしくふるえる肩が いとお