汽車を待つ君の横で僕は
時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる
東京で見る雪はこれが最後ねと
さみしそうに君がつぶやく
なごり雪も降るときを知り
ふざけすぎた季節のあとで
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
動き始めた汽車の窓に顔をつけて
君は何か言おうとしている
君のくちびるがさようならと動くことが
こわくて下をむいてた
時がゆけば幼ない君も
大人になると気づかないまま
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
君が去ったホームにのこり
落ちてはとける雪を見ていた
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
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静かすぎる夜に飽いたら ふいにあてもないまま走り出すの西へ向かう風が吹いたら 果てて朝になるまで帰らないの知らない道へ 思いにまかせ迷いもなく曲がる度 この胸が
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恋人よ ぼくは旅立つ東へと向う列車ではなやいだ街で 君への贈りもの探す探すつもりだいいえ あなた 私は欲しいものはないのよただ都会の絵の具に染まらないで帰って染
彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ今ならホテルで寝ているはずさ泣いたら窓辺のラジオをつけて陽気な唄でも聞かせてやれよアメリカの貨物船が桟橋で待ってるよ冬のリヴ
あなたが旅立ち2年が過ぎてもふらりと出会う事夢に見るけど地上の時は川の流れのように過去を流して行くのでしょうか早すぎる時を迎えたあなたは未来をつかむため旅に出た