あなたが旅立ち2年が過ぎてもふらりと出会う事夢に見るけど地上の時は川の流れのように過去を流して行くのでしょうか早すぎる時を迎えたあなたは未来をつかむため旅に出たのに最後の場所がさだめられていたこと誰かわかっていたのでしょうかあなたが行ったアメリカ ひとりで行ったアメリカさよならの言葉 笑いとばすかのようにはにかんだあの時過ぎ去りし時は今さら帰らず月日は止まらずに明けては暮れて記憶の中の色は褪せてゆ
彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ今ならホテルで寝ているはずさ泣いたら窓辺のラジオをつけて陽気な唄でも聞かせてやれよアメリカの貨物船が桟橋で待ってるよ冬のリヴィエラ 男って奴は港を出てゆく船のようだね哀しければ哀しいほど黙りこむもんだね彼女(あいつ)は俺には過ぎた女さ別れの気配をちゃんと読んでて上手にかくした旅行鞄に外した指輪と酒の小壜さやさしさが霧のようにシュロの樹を濡らしてる冬のリヴィエラ 
恋人よ ぼくは旅立つ東へと向う列車ではなやいだ街で 君への贈りもの探す探すつもりだいいえ あなた 私は欲しいものはないのよただ都会の絵の具に染まらないで帰って染まらないで帰って恋人よ 半年が過ぎ逢えないが 泣かないでくれ都会ではやりの 指輪を送るよ君に 君に似合うはずだいいえ星のダイヤも海に眠る真珠もきっとあなたのキスほどきらめくはずないものきらめくはずないもの恋人よ いまも素顔で口紅も つけない
汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる季節はずれの雪が降ってる東京で見る雪はこれが最後ねとさみしそうに君がつぶやくなごり雪も降るときを知りふざけすぎた季節のあとで今春が来て君はきれいになった去年よりずっときれいになった動き始めた汽車の窓に顔をつけて君は何か言おうとしている君のくちびるがさようならと動くことがこわくて下をむいてた時がゆけば幼ない君も大人になると気づかないまま今春が来て君はきれいになっ
ここでいっしょに 死ねたらいいとすがる涙のいじらしさその場しのぎの なぐさめ云ってみちのくひとり旅うしろ髪ひく かなしい声を背でたちきる道しるべ生きていたなら いつかは逢える夢でも逢えるだろう時の流れに 逆らいながらひとりゆく身の胸のうち俺は男と つぶやきながらみちのくひとり旅月の松島 しぐれの白河昨日と明日はちがうけど遠くなるほど いとしさつのるみれんがつのるだけたとえどんなに つめたく別れても
北の街ではもう 悲しみを暖炉で燃やしはじめてるらしい理由のわからないことで 悩んでいるうち老いぼれてしまうから黙りとおした 歳月をひろい集めて 暖めあおう襟裳の春は 何もない春です君は二杯目だよね コーヒーカップに角砂糖をひとつだったね捨てて来てしまった わずらわしさだけをくるくるかきまわして通りすぎた 夏の匂い想い出して 懐かしいね襟裳の春は 何もない春です日々の暮らしはいやでも やってくるけど
夏が過ぎ 風あざみ誰のあこがれにさまよう青空に残された 私の心は夏模様夢が覚め 夜の中永い冬が窓を閉じて呼びかけたままで夢はつまり 想い出のあとさき夏まつり 宵かがり胸のたかなりにあわせて八月は夢花火 私の心は夏模様目が覚めて 夢のあと長い影が夜にのびて星屑の空へ夢はつまり 想い出のあとさき夏が過ぎ 風あざみ誰のあこがれにさまよう八月は夢花火 私の心は夏模様
くよくよするのはもうやめさ今日はきのうを越えているきのうに聞くのももうやめさ今日を越えた明日がある何とでも云うがいいさよい子でいたいお利口さんあんたにゃわかるまい今日をのりこえて明日に生きることなんかしがみつくのはもうやめさ今日もきのうになっちまう利□ぶるのももうやめさ明日もきのうになっちまう何とでも云うがいいさよい子でいたいお利口さんあんたにゃわかるまい今日をのりこえて明日に生きることなんか
夏がくれば 思い出すはるかな尾瀬 とおい空きりの中に浮かびくるやさしい影 野の小路みず芭蕉の花が 咲いている夢見て咲いている 水のほとりしゃくなげ色に たそがれるはるかな尾瀬 とおい空夏が来れば 思い出すはるかな尾瀬 野の旅よ花の中に そよそよとゆれゆれる 浮き島よみず芭蕉の花が 匂っている夢見て匂っている水のほとりまなこつぶれば なつかしいはるかな尾瀬 とおい空
桜のころならば風はまだ行くあても知らず吹いている吹いている だけほとんど寄り道桜のころならば夢はまだ幻に見える手のひらを手のひらを ただくすぐって逃げてった遠くなり 消えてゆく音楽隊のパレードひとつだけ決めようあとは自由約束しようあきらめないあきらめない ただそれだけがルールほんとうじゃなくてもどこまでも追いかけてく遠くなり 消えてゆく音楽隊のパレード
陽のあたる部屋を閉じてはしゃいだ街やりすごし乾いた唇かみしめて抱えた膝に顔埋めた届いた手紙読み出して離れた心気付いたけどぬるんだ紅茶口にして西日の部屋に灯をいれた泣けるほどあなたを愛した訳じゃないこのまま眠るように終わりゆく今日を閉じて明日全てを話そう時計が朝を呼ぶ様に広がる闇を刻みだす泣けるほどあなたを愛した訳じゃない静かに眠るようにこれから何処へ行くと決めてる訳じゃないけれどあの頃交した言葉さ
曲がりくねる 峠を振り返りにじむ汗を拭く 歩み止めず走り過ぎる 車に手を振れば空が唄い出すああ 仰ぎ見れば ああ 眩しすぎる遠い日の森は 果てしなくただ深むれる枕にする 切り株探したら兎走り出す 追われるように何かにつけ 答えを求めたら鳥が歌うだろうああ 仰ぎ見れば ああ 眩しすぎる今宵の月は 果てしなくただ潤んでた今年の夏は 途切れたままで絵にさえ出来ぬなら深く焼きつけた瞳
静かすぎる夜に飽いたら ふいにあてもないまま走り出すの西へ向かう風が吹いたら 果てて朝になるまで帰らないの知らない道へ 思いにまかせ迷いもなく曲がる度 この胸が踊り出す秋に更ける空を見上げりゃ 何故かあなたとの旅思い出して由なし事と知りながらも 思い馳せればそれも遠きになり枯れ葉の道で 鎧外せばあの日も見た星はただ この胸を見下ろすだけ色褪せた街を行きながら 何げなく吹けない口笛吹いたら何時の間に
それとなく 悪びれず 軽く手を振り動き出す車には もうあなた座らないあなた送り出す春はあけぼのなぜかあなた今じゃ全て振り切れた顔して世間話するそれとなく 悪びれず 軽く手を振り動き出す車には もうあなた座らないそれとなく 悪びれず 窓を開ければ吹き込んだ風はまだ 冷たくも心地良く涙誘うのね半端な女にゃなりたくはないわとあなたは今年で三十前それとなく 悪びれず 軽く手を振り歩き出すあなたには 他の男
絡みつく夜は想い露わにする月の灯りが虚ろう胸に刺さるざわめく葉の陰に怯える理由を探して独り空を見ていた開いた窓に立ちぬるい息を吐き出せばあなたが笑う欠け出した月に想い残したまま窓を背にしてゆくりなく叫ぶ開いた窓に立ち深い霧を呑み込めばあなたが見える青ざめた夜の闇が色褪せてゆく乾き始めた空が白みだす飛び立つ鳥の声に応える言葉探して独り空を見上げた開いた窓に立ちぬるい息を吐き出してさめた言葉投げ捨てて
夜明けの街をひとり思い出さがすそうあなたとふたり歩いた道を揺れる春のざわめき暮れ行く秋の口笛澄み渡る冬の朝の小鳥のハーモニー夜明けの街をひとり思い出さがすそうあなたとふたり歩いた道を待ち合わせはここであなたはいつも遅刻眩い夏の午後のカフェテラスああ 今もあなたを愛してるああ もう今はあなたの面影さがしこの道をゆくああ 今もあなたを愛してる夜明けの街をひとり思い出すそうあなたとふたり歩いた道をあなた
渋滞をくぐり抜けたなら渚の薫り窓から吹き込む静まる夜と裏腹の世知辛い世の中に独り唾吐きかけた駈け上がる 橋の上で 渡す別れのしるし熱い思いを振り切る様に加速する窓の外に映るのはあなた あなた窓の外に映るのはあなた あなた遥かな北を目指すのは叶わぬ夢を捨てる為じゃない煌めく街の灯りさえ淀むあの河越えりゃやさしく語りかける雪崩れ込む 息もつかず 受けた門出のしるし募る寒さを切り裂く様に加速する窓の外に
降り始めたこの雨がやさしく涙を洗い流す歯切れの悪い不器用な別れの後からこぼれ落ちる溜め息も打ちつける雨にかき消されて言えないでいる言葉は胸の中にあふれるまだ遠くはない 明日はまた来るけど今すぐに戻ったら まだそこにいるのなら立ち止まるけど 歩き出す足早になる かえり路足元濡らすこの雨も止まらない涙笑う様に今さらやんで答え出せない心さらしだす開き始めた花を摘み言い訳話しても仕方ないと解ってるけどこの