飾らないあたしだけが
その結末を知っていた
真夜中飛び出したシネマ
そうよ、観たいのは愛の映画
愛想つかしてごめんね
近くにいないとダメなbaby
嘘ばかり並べてもう沢山なの
頭ではわかっていた
身体が痺れるくらいの感動は
あなたがいつだって与えてくれた
それだけで充分な理由でした
空っぽのあたし 満たされて
夢を語るなと叱られて
でも観たいのは愛の映画
華やかに幕を落とすわ
ずっと願っていた
退屈な光のなかに
あの日の二人をただ探していた
甲斐性なしのあなた、
それでも美しいあなたが
もう二度と私に触れないように
「お前はいつも大事なところで間違える」
これじゃナンセンス 展開に欠けるかしら
停滞と相対して安定していく生活に笑止
この枯渇した感情を潤し 突き動かすクサリ
めちゃくちゃにしてほしい
脱ぎ散らかすシャツ
真っ暗な部屋
映し出してあたしたちの愛の映画
ガラクタの上で情けなく果てた
そんなあなたは主役落ちのコメディアクター
用はないの
招き入れてレイトショー
繰り返してエンドロール
あたしだけの幸せならとっくに掴んでるの
Boy 今更気付いても遅いよ
鍵をかけるわ
ずっと繋がっていた
誰からの電話も気にせずに
どこまでも堕ちたかった
でもどうしたって、
季節が移ろうように
あたしを夢中にするシナリオで
この手を引くあなたはもういないの
ずっと願っていた
退屈な光のなかに
あの日の二人を今、見つけた
甲斐性なしのあなた
それでも美しいあなたが
もう二度とあたしに触れないように
飾らないあたしだけが
その結末を知っていた
真夜中飛び出したシネマ
そうよ、観たいのは愛の映画
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