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元カノの誕生日 – wacci

LINEの画面を立ち上げて 君のアイコンを眺めてる
そういえば今日…とか打って やっぱりやめたを繰り返す

DM インスタ メッセージ いい距離感なの探してる
せっかく1年で唯一 送る理由がある日だし

もちろんそれにかこつけて
やり取りしたいだけ

今日は元カノの誕生日 おめでとうって送ろうかな
元カノの誕生日 もう関係ない普通の日
元カノの誕生日 ちょっとまって やっぱだめだよな
元カノの誕生日 いつまでたっても特別な日

「全然気にしてなかったんだけど たまたま突如思い出して
あれ 今日 誕生日じゃね?と思って連絡してみたわ
いやそんなん絶対すぐばれる 溢れ出す未練に気づかれる
とりあえずまずは スタンプかまして様子伺ってみようじゃん?」

おめでとう!って5文字だけと ハピバのスタンプ送りつけ
何度も見返し焦り出す さらっと風装っちゃった

逆に一番痛いじゃん
取り消し寸前に 既読

元カノの誕生日 数字がもう焼き付いちゃって
元カノの誕生日 暗証番号実はこれ
元カレの誕生日 女の子どうでもいいらしい
元カノの誕生日 わかりみ深いの男だけ

ありがとうって返事きた
句読点すらない

今日は元カノの誕生日 最近どうって送ろうかな
元カノの誕生日 もう関係ない普通の日
元カノの誕生日 やけになって やっぱだめだよな
元カノの誕生日 いつまでたっても特別な日

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Weakly Weekday – wacci

「昨日会ったでしょ」会いたいのは 僕だけな月曜日押して引けばいい 引いてみたら 静かすぎる火曜日長引いてばかりの会議 ポケットが震えてるよ君からだろうか そわそ

ドア開いてるよ – wacci

えんぴつ 鼻と口で挟み 頬杖ついている君へどんな出来栄えかなネオンのアーチ抜けるように 緩いカーブをゆく君へ渋滞はどうかなつまみ一つで 登場する 暮らしのステー

会いにいくよ – wacci

扉が閉まりかけてから 降りるはずの駅と気付くいつも気持ちとは裏腹 どうして伝わらないんだろう不自由おしつけあい すれ違ってばかりなのにため息また一つ思う 何より

褒められたくて – wacci

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羽田空港 – wacci

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誰ニモマケズ – wacci

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夏休み – wacci

ねぇ 蛍が舞い まるで夜空 ここまで降りてきたみたいだ近づいてく 笛の音色 駆けてゆく子供たちああ 路地を曲がって 人ごみをゆく浴衣の模様が 咲き乱れてくわた飴

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君とシチューを食べようぬくもりは食卓から立ち込めた優しさが音もなく部屋を満たしていく君とシチューを食べよう「おかわりも出来るからね」かじかんだ手のひらも心も溶か

同じ空の下 – wacci

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東京 – wacci

午後から予報どおりの雨 僕らは自転車を降りてまだ残る夏の匂いの中で 都会の音を聞いてたとめどなく流れる人々 どこかですれ違ってるかなどれくらいの数の人に会って 

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キラメキ – wacci

落ち込んでた時も 気がつけば笑ってる二人なら 世界は息を吹き返したいつもの帰り道 足音刻むリズム雨上がり 街を抜けてゆく風の優しい匂い同じ時間を分け合いながら 

ふわり – wacci

明日また会える幸せに 気がつく頃に別れはくる他愛ない会話の合間で こぼれおちてく想い出たち君は少し大人びたねいつの間にか 時はめぐる春が今ふわり舞い降りてきた君

二度目の出会い – wacci

星がとけてゆく 並木道が染まりだした君と交わす 他愛のない話は また朝を呼んできたもう数年間 友達という名を掲げ歩いてきて 今更だと笑いな 君のそばは安らぐ汗に

さかな – wacci

暮らし香る風 君のなびいた髪は夕暮れの街 泳ぐさかな掴みかけてもそう 君はただ微笑んでするりとこの手を抜ける たやすく僕のサンダルを履いた君と 降りる坂道器用に

リスタート – wacci

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