Uru

頑な – Uru

知らぬ間に増えた傷痕を 指でなぞり前を向いた
何よりも譲れないものを 灯し続けた歩みの証

悔しかった
弱さを殴った拳に 赤い決意を滲ませながら
握り直した

「行ける」

描いた夢に届くまで
二度と涙は見せないと
誓ったあの日の揺るがない想い
今こそ 放て

同じ気持ちを持ち続ける 難しさに肩を落とし
刃を向けては跳ね返る 自己嫌悪の波にのまれた

そんな日々を支えてくれた人がい た
時に見守り 時に導き 共に励んだ日々

「必ず」

形にして返すまで
二度と弱音は吐かない と
誓ったあの日の揺るがない想い
今こそ 放て

何度となく転んでは
膝を擦り剥き歯を食いしばり
笑われても 指さされても
掴み取るべき栄冠があるから

味わった悔しさは
今も胸に生き続 生き続 ける
歩む力に変えていけ

描いた夢に届く日までは
二度と涙は見せないと
誓ったあの日の「頑な」を
今こそ 放て

負けるな

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