Uru

  • ハクセキレイ – Uru

    左のポケットに右の手を入れるように不自然な格好が僕には似合ってると思ってた 空を飛ぶ鳥たち 電線に停まる二羽羨むわけじゃなくてさなぁ、聞いてくれるかい 僕にも隣にいてくれる人がいる一緒だな君等より ずっと青いけれども 名前を呼び合ってさ不揃いでも愛を紡げば一二の三四で大空へ飛び立つそんな事を考えている 瞬きを繰り返してみても どうやら幻じゃない僕の左半身に伝わる 慣れない温かさなぁ、大切なもの そ…

  • 「君の幸せを」 – Uru

    夢の中くらい、あなたの恋人になれた私でいたかった。 伝えてしまえばきっとあなたはいなくなってしまうでしょう。 ごめんね、私。それでも伝えたいとやっと思えたから。 3回目の誕生日。 今日はきっと忘れられない日になる。 今までで、一番綺麗な私で会いたい。 好きだよ 大切な人最後の言葉 胸で繰り返す今日で終わるとしたら明日の私はどんな顔してるの 3回目のバースデーケーキ揺れる火を消した 例え届かなくても…

  • 脱・借りてきた猫症候群 – Uru

    優しくて大人しくて穏やかだねそう、優しくて大人しくて穏やかなんです。なんて、答えようか否定しようかなんでもいいなあどのような返しが正解ですか 人並みに腹も立つしイラッともするそちらの期待に添えず申し訳ないですでもまあ、表に出す事は滅多にないかなあなのでそれに関してはだいたいイメージ通りです 「時間の無駄だ、やめたやめた」とみんなが言うものに実は、密かにメラメラと闘志燃やして一人狙ってたりする 静か…

  • 心得 – Uru

    時に空のように時に海のように深く深く 弛みない志を 胸に掲げながらそれでもまだ迷い一筋流したその涙もまた 今日を生きる希望あなたが信じてきたもの 忘れないで失うものあれば必ず見つけられる光もある蕾に刺す雨のように射す陽のようにその息吹を感じて 我が身をつねって人の痛さを知れ瞼を焼いた後悔も全てこの道 歩いていく術としてその身に纏う襞となる 時に過ちに心が痛もうともその悔いに学びながら恐れずまた行け…

  • 紙一重 – Uru

    そっと重ねてみただけどもはみ出した端の方だけ破った だけどあなたはそのままでいいと散らかった欠片をもう一度繋いで直してくれた 心は紙一重交わりそうで交わらないものだねだからこそ今こんな風に寄り添い合ってその心を感じていたい いつの日も 明ける明日を待って儚い夢に焦がれてあなたは誰かを今日も想いながら胸に抱いた願い 追い続けるのでしょういつかその声が届きますように もっと もっと 強くなれたら心の奥…

  • ポジティ部入部 – Uru

    だってもう何回同じ所で躓いて痛いなぁって情けない顔だなあーあダメなところはもうわかっているのに変われないのはなぜそうなればもう水溜まりも跳ねていけ強くなれよいい加減 泣くな 頑張れ私評価とか名誉とかどうだっていいよ力の限り行け今ここに生きているのはあなたでしょ転んでできた傷跡も無駄にしないで もっとできたのに こんなんじゃないのにって思ってるのも自分のことやっぱわかってなかったなあーあ大事な時こそ…

  • そばにいるよ – Uru

    出会い話して恋に落ちて 気付けば隣で声を聞いていられること とても当たり前で 愛を捨て 生きていけ なんてできないのそれでも それでも これでいいの?昨日までの 正しさとか 考えてる 健やかなるとき病める時も私は私で居られますように何もできなくなったとしてもただ、そばにいるよただ、そばにいるよ 少し遠くにでかけようか 歳をとる前に見たことないもの 思い出の場所何でもいいのに 愛は何故 生きていけ …

  • ランドマーク – Uru

    「じゃあね、」ってこの手を振った日何年後かに集まってさあの頃の僕達はただ若かったなって ずっとそばにあった笑顔御守りにしてた事は隠したまま確かめてた あれからどんな道を選んでどんな風に歩いて誰と出逢ってどんな事して笑っていたの何を掴み 培ったの集まった笑顔にそんな背景を静かに滲ませて 時を跨いでも変わらないままでもう一度出逢えるような青春どこに行ったって迷わない僕らの中にはランドマークが今でも輝い…

  • セレナーデ – Uru

    幼い顔でほら 下手くそに笑うから伸ばしたくなる手を抑えるのが大変で少し濡れたまつ毛も手の平の温度も隠しながら 抱えながら見ていた 君を知らない誰かになれたらきっと楽になれるのに 抱きしめたいよ もう嘘はつきたくないんだよここにいて そばにいて その温もりを教えてよ叫ぶ声は胸の中で君に伝えることもできないまま溢れていくよねえ、聞こえていますか 君は何も求めず何も語らず渡しかけたこの声は滲んで消えた見…

  • なんでもないよ、 – Uru

    僕には何もないな 参っちまうよもうとっておきのセリフも特別な容姿もきみがくれたのは愛や幸せじゃないとびっきりの普通と そこに似合う笑顔だ 僕でよかったかい?こんな僕でよかったのかい?なんて訊いたりしないよ、だって君がよかったんだそんな僕の予感なんだ からだは関係ないほどの心の関係言葉が邪魔になるほどの心の関係 会いたいとかね、そばに居たいとかね、守りたいとかそんなんじゃなくて ただ僕より先に死なな…

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