TOMATO CUBE

桜 – TOMATO CUBE

新しい歯ブラシを買ったり 昔の日記帳を開いた
散り行く花 桜吹雪踏まずに歩いた
歩道橋から見えるビルの街
遠くで胸震わせる故郷が淋しいねと 手を振って動き始めてる

サクラチル季節は廻って 追いつけない程に早く
まばたきの間で輝くあの日の木陰を探すよ いつまでも

空を見れば流れる雲が 途切れ途切れ浮かんで消えていく
緩やかな坂滑り降りていく自転車に乗って

サクラチル季節は廻って 合わせた歩幅確かめて
まばたきの間で輝くあの日の木陰を探すよ いつまでも

大きな声で「わはは」と笑っていたのになぜか
鏡に映る姿が少し哀しそうだった
1人を怖がる私を連れ出してくれた
あのつないだ手は二度とここへは来ない

サクラチル季節は廻って 追いつけない程に早く
まばたきの間で輝くあの日の木陰を探すよ いつまでも

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うたかた – TOMATO CUBE

夢からまだ醒めないままの子供の様に立ち尽くし続ける胸を刺す痛みだけ 「ねぇ、嘘だろ?」好きと言った言葉さえもこぼれ落ちるただのお伽話一瞬の夏の幻の様に通り過ぎる

シーツと遊ぼう – TOMATO CUBE

久しぶりの休み目覚ましかけお昼まで寝ようか朝まで働いたあなたと2人ベッドにもぐろう目が覚めたら笑い合ってコーヒーいれて散歩でもしようよ街路樹は緑の屋根向こうまで

甘い接吻 – TOMATO CUBE

雨上がった昼下がりちょっぴりおめかしをして口笛を吹いて通りを歩くそよぐ風に手を振って 草木に照れ微笑む弾む心で散歩にお出かけこんな晴れた午後には澄んだ気持ち地ベ

あの娘の唄 – TOMATO CUBE

シガレットゾーンには小さな女の子が居ていつか行った景色の絵葉書壁でメダルのようにある日彼が言った 「一人旅はいいもんだ」近所の八百屋の息子はそのまま帰らぬ人とな

PAUSE – TOMATO CUBE

神様できることならば 今日の彼を全部思い出ごと焼き付けてください昨日までの大雨が嘘のよう お日様が来てくれた夏休みは残り少し 今日は彼とのスペシャルデート首から

雨降りチャプチャプ – TOMATO CUBE

足跡に水溜まり 書き置きもないまま傘さえ手ぶらの身で細い川に流れてくボール 叫び声も吸い込んで子供が駆けて行った橋の下さえ届く程 深く強く沈む太陽悪口も聞き入れ

A WHITE LIE – TOMATO CUBE

つなぐ手の隙間風が吹いていく白い息が空に溶けた気付いてたもう君の背中が少し痩せた理由も全部触れる髪の香りはもう風が撫でて消える可哀想にね 辛かったねばかだな で

choose my life – TOMATO CUBE

目の前に続くこの道はいつか同じ場所へと続いてるのかもしれないと君が笑ってたそろえた歩幅は時に紛れて行くけど今この瞬間は無意味なんかじゃないささぁ行こうそれぞれの

ブランコ – TOMATO CUBE

公園のブランコはもう少し強くこげば夜空に咲く花に届きそうな程近くまるでタイムマシーンあの夏に2人で見た防波堤に立って間近にせまる花火サヨナラしたのは夏休みの終わ

私がいるよ – TOMATO CUBE

私がいるよ大きな声で 笑って イイ気なもんね傘もないのにどしゃ降り 目も当てられない赤いシグナル 点滅 立ち止まって君は迷って 一歩も 踏み出せないでいつかもら

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