TINGARA

八重干瀬 – TINGARA

懐(なち)かさや 八重干瀬(やびじ)ぬ浜(はま)に
明々(あかあか)とぅ 満天(まんてぃん)ぬ星降(ふしふ)る
御清明(うしーみー) 御清明(うしーみー)

波や 綾なし
潮の 香りと
鳴響(とよ)む 八重干瀬(やびじ)よ
夜空の彼方
波や 綾なし
白い 風立ち
散りる 美(ちゅ)らさや
やぁやぁとぅ

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夏の薫り – TINGARA

波間に舞う 涼しげな水しぶき色とりどり 瑠璃の花七色と 潤いといちまでぃん かながなーとぅ風に揺れる 緩やかな木漏れ陽に色とりどり 夏の薫り七色と 潤いといちま

旅ぬ夜風 – TINGARA

旅(たび)や風頼(かじたゆ)てぃ此処(くま)までぃや来(ち)ゃしがしからさや何(ぬ)ぐわら心(くくる) 凪(とぅり)てぃ浦ヶ浜敷(うらがはましち)ゆ一人(ひちゅ

美御水 – TINGARA

雨頼(あみたゆ)る あしか美御水(ぬぅびぃー)しきよ頼(たゆ)る 雨(あみ)か美御水(ぬぅびぃー)

蒼い翼 – TINGARA

都会は音もなく 闇の眠りを告げるまだ蒼い 東(あがり)の空 渡る 渡る自由に空を舞い 誰の目にも留まらずこの都会のもうひとつを 描く 描く昇る 昇る今日もはじま

芳ばさん – TINGARA

あぬ橋(はし)ゆ渡(わた)てぃ たむとぅんかいおばーぬ うぃーじゅやあさ「芳(か)ばさんどーやー くーべーさんどー買(こ)うてぃ めんそーれー」おばーや ちゃー

海ぬ都 – TINGARA

風吹(かじふ)ちば 思(う)び出(んじゃ)すん静(しじ)かな正月(そうぐぁち)ぬ海(うみ)ぬ都(みやーく)に大風(うふかじ)や暴(てぃ)べーてぃ歩(あ)っちゅん

燃ゆる陽 – TINGARA

燃ゆる陽 異国の風を揺らし流れは 遥かに 時を変える南洋 挑む古の民遠洋 長く果てなくても幾度も幾度も 寄せては返すそれでもそれでも 夢を見る燃ゆる陽 旅立つ船

夜間飛行 – TINGARA

覚びらじぬうちに 星花ぬ咲ちゅさ覚びらじぬうちに 百花ぬ咲ちゅさ天河原 島横に 天河原 島横に渡る郡鳥ぬ 河原なてぃ南にあまからぬ便い 去年ぬ使いなまん持ちが居

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