This is Last

  • #情とは – This is LAST

    悴んだ指先でぎこちなく開いた通知は君からで嫌に踊る心を隠していた 「あの頃話していた、夢は叶いそう?」君の昔からの話をごまかす癖「あのね、実はね、この度、私ね、結婚することになったの」 六畳一間の部屋の隅で夜風がカーテンを揺らす今更、僕を捨てた君のことを想ってやる義理はないよなたった一手間のさじ加減のスパイスが足りなかったようだ今更、思い出す価値もないのに過去にすがり泣く自分が「情けないな」 はに…

  • ヨーソロー – This is LAST

    ずっと君のままでいい焦らずに、間違ったっていいヨーイドンは気にしなくていい心が指す方角へヨーソロー 少しだけ遠くまで向かって行くつもりさ持ち物は紙とペンとギターと忘れるな愛を心が「向かいたい」と「したい」と願ってる方へ誰しも怖いもんさ間違いながらも進め 少しだけ遠くまで向かって行く途中で誘惑と選択肢の連続が押し寄せるだろう失い傷付いても航悔は続くもんさ取舵も面舵も気の向くままわがままにいこうぜ ず…

  • おやすみ – This is LAST

    帰り道、夕暮れ見慣れたバス停赤色染める街路樹と私 破れたレシート溢れ出す想いと赤色染めて腫れた目の私 あなたがくれた物が多すぎて忘れたくても思い出しちゃうの 繋がった糸が愛した人があなたでよかったと思ってるよ決して綺麗な終わりじゃないけどただ1人の愛しい人 こんなにあなたを好きになれたのだからこそ苦しくて。もう、わかんないでしょ本当にあなたは好きになれたの?あなたの影だけ伸びていく 帰り道、繋ぐ手…

  • カスミソウ – This is LAST

    脱いだら脱ぎっぱなしの服とか使った歯ブラシはそのままとかだらしのなさは許すから1000歩譲って許してあげるから この前電話してた子のこともうしないと約束したことまさか忘れてしまったの?次はないと言ったのに 我慢していたのは私のはずなのにあなたから別れを切り出すなんてどうかしちゃってるんじゃないの? ありがとうねお陰様で私ようやく歩き出せるのもう二度ともう一度はないからね後悔したって知らないから本当…

  • オムライス – This is Last

    君が料理をすることなんてあまりないから普段は大体、ていうか毎回作るのは僕で献立もめんどいんだ 君が料理をすることなんてあまりないからたまの気分でキッチンに立ったエプロン姿の君でごはん3杯は食べれるよ 難しそうで意外と簡単なかと思って油断してたら奥が深いオムライスはまるで君みたいだな 僕が作ったオムライスは君が作るそれよりもお店に近くて卵なんてさ半熟ふわふわでとろけるような味なのになんでかな君のが食…

  • ポニーテールに揺らされて – This is Last

    7月を背にうけて汗ばんだシャツがはりつくどれだけこうしているかな 歩道橋見下ろす先見慣れた制服が眩しい長い髪を揺らす僕の想い人にそれだけでお腹はいっぱいだ たまに笑った時に魅せる片えくぼ出現率低めのポニーテールに揺らされて、恋してはいけないとわかっていても 開け放った窓の向こう夏の大三角君も見ているかな彼より君のこと大事にできるのに遠のく、花火の音 足早な夕暮れと伸びた影でさえ愛しい長い髪を揺らす…

  • 君が言うには – This is Last

    6月の雨は気分屋で降ったり止んだり君みたいだ外に出るのもだるくなってそんな憂鬱な顔しないでよ ねぇ 両手でしっかり握りしめた画面の向こうの誰かに向けてニヤニヤが溢れ出ちゃってるよ?なんて言わないでおいてあげる いつものことだし正直慣れてしまったのだけれど浮気にポップもシリアスもないはずだあれ?僕おかしいのかな 君が言うにはそいつはただの友達らしい手を繋ぎ、抱き合って、キスをする人に言えないことまで…

  • 結び – This is Last

    ふんわり髪を煽って支度を始める君を見てさあー僕にはもったいないなきっと僕よりもいい人がいるはずなんて思うのです。 きっと君は普段から僕に心配かけないように言わないようにしていること何十と?いや、何百とあるかもなぁだからせめて君のために何かをしてあげたいのです。 ちゃんとしなくちゃな君に楽させたいな僕のバンドを君の枷にしたくないな見えない将来、残高は0のまま何が君を満たせるかな そんな甲斐性のない僕…

  • ルーマーをぶっ壊せ – This is Last

    「あの人、裏じゃこうらしいよ」些細な一言が広がってくなぁ、あんたに僕の何がわかんの? あの日の夢を辞めたくなくて6弦と声を頼りに僕を歌っても「売れないわw」だって。 誰かと居ても何を見てても敵か味方か“それ以外か”を煽り区別する猜疑心にはまって戸惑ってしまって「こんなはずじゃなかったのに」 正解か、不正解かなんてあってなくて、今やるしかないんだ歩いて来たここまでの道が君の土台になるんだから泥×?、…

  • 殺文句 – This is Last

    桜舞う季節思い出した。毎日のように朝帰りばっか気づけば2番目で待てをくらった笑う、笑える。無様だったなそれでも君の帰りを待った。君は言った。「あなたが1番よ」 2月の寒い日の夜のこと中学の時の同窓会があるってさ「大丈夫。あなたが心配することは何も起きないし、あなたが1番だから」 迷って、疑った。そんな自分に気づいて嫌気がさした「わかってるよ」「いまさら、信じてるよ」 桜舞う季節思い出した。毎日のよ…

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