THE TREES
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Edelweiss – THE TREES
青い天使と目があった時から ファンファーレ雲の船旅 橙色の夕暮れ 全てが飛び散った雨が視界を遮り 叶わぬことを告げる ホットとアイスのミルフィーユフーセンガムみたいに弾けるミルクとシュガーの点滴まだ苦い 苦い 苦い寂しいね 本当さ ねぇどうしたいの?この気持ち分からないよねぇどうしたいの?分からないままでも僕はいいけど 君の残した贈り物 体温と同じ誘惑リボンを解いて また撫でてしまうよカーテンから…
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Mimosa – THE TREES
秘密を持っていた 誰にも打ち明けず頑丈な鍵をかけ 木箱に押し込めた宝石君が磨いてくれたね 乱反射する姿 花の香りが鼻をくすぐる甘い煙は僕の気持ちを映し出し君に打ち明けろと鼓動をロールする ハートに火をつけて オイルランプが点灯する山小屋で少し休んだら ステッキを回し雪山を超えていく 暖かい黄色い太陽が言う「どんだけ望んでも 臆病な僕が君を独り占めするんだ」 海の波をきり歩いていく潮の香りが過去をイ…
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Coleus – THE TREES
その時確かに全てが止まったように感じたんだよおはよう、さえも言えない僕はストレンジャー窓の中から手を伸ばし手繰り寄せようとするけどさよなら、何も言えない僕はティーンエイジャー ガラス細工のように 溶け出しそうなぐらい欠けら一つ残さず愛していけるよ 回した風車 止め方は探さないで淡い瞳から もう目が離せないよ 窓辺にある花に 愛のスコールをかけて疑問は増えていくよ 僕自身のせいで花は育っていく 思い…
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Marron – THE TREES
見下ろす影を また飛び越えていくあなたの声が聞きたくて目を合わせてみて 何かが始まるもういいでしょう? また歩き出せる 何一つ 君のことは分からないけど揺らぐ 優しい灯が 照らしたその先 声をあげさせて 君に届くまで栗色の気持ちが僕の 頬を染める いたずら好きは まだ隠れているよそろそろ 遊び疲れたから 何一つ 君のことは分からないけど揺らぐ 優しい灯が 照らしたその先 声をあげさせて 君に届くま…
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Primula – THE TREES
君との約束をふと思い出した懐かしい声きこえ 肌寒い朝日約束は破られるものだから期待はしていないよ傷をかくすのは上手いのさ 叫ぼう 叫ぼう 喉が裂けても伸ばそう 伸ばそう もう届かなくてもいいよ 紫の花びらをふと思い出した寝癖のついた髪 僕しか知らない君はじまりも枯れ散ってく 夏に憧れながら春を追い越して 悲しさと踊ろう 近づけば近づくほど君が分からない見えるものほど理解できないものだね夢が体温を持…
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Chloranthus – THE TREES
枕にて 夢うつつ鳥のこえに呼びかけられて隙間から溢れるメロディ 月の彼方 青い雨が いつだってその相槌が僕を抉る溢れていく優しい季節が目を焼いた 肝心な問題のこたえあわせはまだ駐車場 虫たちの叫びに溶けて 羽のような ガラスのような 今明けていく空を見てもうどれくらい経ったかな飲み込んだ熱は期限切れでも奪われた色はあなたに還るよ いつだってその相槌が僕を抉る けどただこれだけは奪われない 枯れるこ…
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Lilac – THE TREES
4枚の喜びと 1枚の悲しさを誰にも言わず飲み込んで僕らは永遠になったあの頃誓いを立てたこと覚えている?夜の森 コヨーテのアーチをくぐり僕らだけの秘密基地で手を合わせたこと 入り口は開けたままにしてあるんだいつでも手を差し伸べられるように 寂しさは新しい出会いのための処方箋いつも探しているんだよ 列車に乗り込む少年性 線路を響かす大人への足音 僕らは何者になれるだろう教えられるのはきっと僕だけ分かっ…
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Zinnia – THE TREES
君に手紙を書こう 清潔で高尚な白い紙に川下りのボートみたいにインクを泳がせて美しい小川に 炭をぶちまけるようにそれが妙に今の自分と重なって 透明な心臓に幼き夢を注ぎこんで友人達たちよ 迷うことはないよ 置き場のない言葉 口に出すことの出来ない胸の奥に巣食う怪物 透明な心臓に幼き夢を注ぎこんで友人達たちよ 迷うことはないよ 置き時計はいつからか止まったままなのに老いていくから 枯れていく 砂漠みたい…
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Clover – THE TREES
あなたに花の名前をあげる編み込んだ想いは左の靴の中に隠してあるよ逆さまにしたらゆっくり解いてくれる?いつも言葉は足早に 涙が作ったクローバー 君に届けたい そっと信じることの寂しさ 手を離した後の温もりコンクリートに咲く 花のようにあなたの手で 僕に名前をつけてほしい 顔をみせて 少女のようなあどけなさで便箋に口付けで封をする 風の便りを伝ってでもさ 本当はこんな詩の文字数だけじゃ 足りないから …
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Iberis – THE TREES
砂糖菓子のような甘い瞳にいつでも心惹かれるまだ君に伝えられていない指先は進まないままキャンディ溶けきる前に砕けて落ちた虹色の海に航海士はいない オールを漕いで夢から覚めたら もう手遅れ それでも 君に憧れられたい 砂時計をまわしてそれでも時間は 満たされないんだ 綿菓子のような掴めない気持ちに毎日頭抱えているメモリは疾うに壊れてる 数えられない信じられないものを信じられるようになれば 心のままに鏡…