こんな時間になると 全ての路地裏に若いころの母親が 帰りを待ってるとこんな時間になると 君にしてきたことが全部全部間違いと もしもあの時と甘い甘い 後悔をしてそして違う 人生があったようなずっと夕暮れの世界をさまよってる天国にも似ていない場所で 悪魔を待ってるこんな時間になると 時を遡って同じころの賑わいを 一人思い出すバラ色の夕間暮れ 生まれた闇の中に選ばなかった未来の 二人を探してるもしもあの
列車はすぐに ホームへと着く“ようこそ楽園へ”の文字が 消えかかった駅夜を待って 屋上に登って君と見下ろした 小さな町「こんな夜中に 線路を走る列車は宙(そら)の銀河へと 行くのだろう」あれはただの屋上で どこに通じる訳でも無い汽笛が闇に響く 君の中に 僕を見続ける限り壊れたビルが 思い出せないように失ったものが うまく 説明できない錆びた遊具が そのままの公園仲間たちの声が 耳から消えた時空から
誰かが声を涸らして誰かを呼んでるバイクの振動と生ぬるい風熱を帯びた大地が湯気を立ててめまいの中に身体預けて繰り返すその目を見た時のシーン握り返された手を解いて誰かを特別に思うことが怖いんだろうそれをまた失うことがつらいんだろう夏の夕暮れは去っていく日射しと共に去っていく微かに空に音がしたと感じた次の瞬間にはもう土砂降りでブレーキ音は悲鳴の様に耳にまとわり一つの考えを邪魔し続け夢に見たあなたは蝶にな
南風鳴りやまず 噛みついた波は振り切れず君はその心を止めもせず その全てを差し出してもう一度 運命の波が来て世界が 一変するのを待ってる海を見下ろす 崖に立ってこっちを向いて じっと 合図を待ってる南風鳴りやまず すぐ先も見えない 雨僕は目の前の激情に 天地が動転して待つ人を 断つもう一度 運命の波が来て僕は君を 奪い尽くすだろう底の底 誰の声も届かない海の喉の奥に 飲み込まれる 二人南風鳴りやま
目を覚ますと 君が隣にいて光が部屋中に 射し込んで朝が洗う 君の素肌を僕は 君を誰より 美しいと思った長い間忘れてた 始まりがあること朝が 温かな拍手で 愛を迎え入れてる君の写真が 一枚欲しいのずっと 眺めていたいんだ甘い果実を カリリと噛んだ君の青く澄んだ 瞳の朝今思い出したんだ 生まれ変わる時を朝が 温かな拍手で 二人迎え入れてる胸に残るはいつも夢現(うつつ)の果てに…
間違ってふいに振り向いたのが最後ぶつかった視線に気づいた胸の痛みこの気持ちに出口は見つからないただ一人で見つめて君に墜ちるどうか散らさないで青い花きみの頬に似た青い僕だけの馨しい花高鳴る鼓動を白いシャツに隠して冷たくなったって誤解される 遣りきれない抱きしめたいそしたら全部終わるね泣きたくなる焦がれて夢に落ちるどうか揺らさないで花びらを今ならまだ張り詰めた糸の上僕を演じられる
小さな胸から飛び立った鳥は真っ直ぐに遠く離れたあなたへ向かって飛びましたもつれた糸は揺れたまま風は幾重にも吹くけれど同じ夢 同じ空何も隔てるものは無いいつか必ず夜の果てにあなたに辿り着く小さな胸から込み上げる涙は空にあがり明け方細やかな雨となってあなたに降りました今は帰れないあの土地で時は止まらずに人を追い越す同じ夢 同じ空遥かな道を日は照らす迷い苦しむ今日の先であなたを見つける
雨に煙った鉄橋を歩いてる工業団地は闇に立ち滑らかな川に映る恋というではなく二人で遠くを見た足跡が捲れ上がってしんしんと空を歩く君が望んだ未来と現実との境目に丁度こんな夜が横たわって二つを引き裂く雲が広がる雨は止まない工業団地は消えていく二つ並ぶ煙草の火が君の言葉の匂い嗅いでどうするか決めよう地面から一ミリ浮いて逡巡と思いは駈ける螺旋に駆け上がる未来へ繋がる過去との間に丁度こんな夜がただよって今を刻