The Songbards

  • 銀杏並木 – The Songbards

    白い手紙滲む文字が 心から零れ落ちた話したいことはまだ こんなにもあるのに 暑さを残す坂を蹴って 隠れた君を探します曲がり角で焼きついた 花もなく咲き誇る街で 君のその目は あの日の黄色銀杏並木の足跡の色目が覚めるように また会えるなら笑ってほしい 悲しみが散るまで 新しい季節が来ても 枯れた葉を引きずってどんなはじまりだったかを 今さら思い返します いつまでも待てないと 君なら言っただろう後を追…

  • ダフネ – The Songbards

    傘もささず 空が舞い落ちてゆくまたあなたを思い出すぶら下げてゆく 諦めの悪さを季節を肩に残して 許せなかった記憶からかい合った幼さも触れることのできない幻になる 今も忘れないあの道で出会う夢 今日もここにある 風が運ぶ 君の欠片の香りがどこまでも 空に続いている 扉の奥 そこにあった笑顔は冷たい小さな花に 許し合った記憶届きそうな思い出ももう触れることはできない 幻とゆく 今も忘れない面影に出会う…

  • アイオライト – The Songbards

    明日に流れてゆく時夢の中で思い出した納得ゆくまでさよなら 探してたんだね 腕の中で眠る音思いがけない合図で何もかもを決めた あの日のことを 特別を増やしながら 醒めかけた瞳を開いて懐かしいことだけで いつでもここに帰れるから 夢の外でも君に会いたいざわつく胸の中 小さく芽生えた気持ちこれからは同じ夢を見て「それだけでいいんだ」と呟いていつか覚めるまで 眩しい朝に浮かぶ時優しいふりして追い出したまた…

  • シティーコラージュ – The Songbards

    街を切り抜く君の姿見違えるようで寂しさも混ぜて心にしまう 何億回擦り切れるほどぶつけた言葉もこのためにあると逃した日なぞる もしも輝けるならいつもの君のように眩しくありたい だからねぇ何も隠さず君のままで思い出になんてしない今はこのままで 刻む足音思い出から抜け出したようで待ち伏せたように想い弾ませる 何億回繰り返して呼び潰した名前も寂しさと混ぜて忘れはしない いつか飾らないまま切り取った姿でもう…

  • ゼロからはじめよう – The Songbards

    まだ足りないのかい? もう十分じゃないのかい?覗き込めば心は今日も底なし沼の様です 僕ら眺めたテレビの彼を ずっと前にそっと叶わない夢を託した様に 風が歌う声が聞こえなくなった それでもまだ 走り出せば 夜風が優しくくだらない僕に話しかける気がしてもう遅いよな あれからどれくらいの時間が流れて僕らは離れていただろう また間違うのかい? もう十分じゃないのかい?塞ぎ込めば時間は今日も意味なく進む様で…

  • 2076 – The Songbards

    理由もなく連れ出してほしいそばにいたこの心だけを夜に舞い上がって風に溶けてゆく 木漏れ日に指が光るから君は大人になりたくなったやり残したことを数えてたら僕はこどもになりたくなった ささやく街に耳を澄ませて時は訪れる ああこのままこうしていたいと思えるような瞬間をあと少し抱きしめていたいな ああこのままじゃだめなら足跡辿っていつだってささやかな人生に浮かぼう こぼれた秘密を数えてたら君はこどもになり…

  • ガーベラ – The Songbards

    ベッドの中で小さく作った窓から君のことをこっそりと眺めたいつもなら見逃してしまう仕草も愛おしく覚えておけたら… 喜びが触れるくらいに側にいてほしい向かい雨にも負けず明るくいてほしい君が過ぎて行った後の揺れる葉の笑いが歓声とおなじように緩やかに広がった 君との未来を観たから もう戻れない毎日はきっとうるさくもするけど退屈なことはない 花に陽をあてよう 喜びが触れるくらいに側にいてほしい向かい雨にも負…

  • オルゴールの恋人 – The Songbards

    吐息を照らす 眩しい恋人たちかき分けてゆく 思い出こぼさぬように 街 人 雪 歌 鐘の音に任せ 暗闇を進んでゼンマイを回して あのトンネルの向こうへ もう一度駆け出して 思い出を掬って君を見つけ出して この時計台に戻ろう二人で寄り添って 年老いたこと笑って全てを失っても 僕らの秘密を守ろう この街の時間泥棒僕は何度でも巻き戻す音を立てて壊れていくこの世界で 夢が覚めるまで 二人でここで踊って床が軋…

  • かざぐるま – The Songbards

    覗き込んだ光が心の中を照らしてた空っぽにして飛び出せば…輝いて見えるのは君が今を生きていること目を閉じても眩しいほどに 悲しい顔をしないで見上げれば思い出す翳りのない空を 僕らがまだ知らなかったこと君はそれすらも輝かせて風の中を駆け抜けてゆくその美しさも知らないままで 覗き込んだ光が心の中を照らしてた風向きが変わるその前に…忘れないようにしようここにいることが全て目を閉じても眩しいほどに 悲しい顔…

  • Monkey Mind Game – The Songbards

    そう目を閉じて暴れまわるこの心に嫌気がさしたモンキーマインドゲーム徐々に増えていくジャグリングのようなエブリデイ 蹴落として登りつめるその行き先餌に群がる猿山を柵の外から眺める僕は類人猿 かき混ぜて頭に張り付いた脆い身体と剥き出しの赤いグレープフルーツのような姿 火がついた葉を伝ったのは先の見えない密林で涙より重く鮮やかな色だった ああもうどうしようもないなんてことさわかってるって言って振り出しに…

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