まだ持ってないものいつか
手にしていたなら
流れだした記憶も混ざるよ
消し忘れたテレビのノイズが
馴染むまでずっと
刺さったままで
探るようにそっと
手を伸ばしたら
言葉よりも確かに
運ぶように
いま持ってるものいつか
なくしていたなら
溢れだした昨日が余るよ
問いかけた窓ガラスにライトが
跳ねるようにずっと
留(と)まったままで
探るようにそっと
手を伸ばしたら
言葉よりも確かに
ぼくを運ぶよ
あてもなく漂うように
どうか忘れたくて
音の波にひとつになれるようさ
かすかに揺れてる
水面に射しこむ
光を吸い込んでは
再開を待っているんだ
探るようにそっと
手を伸ばしたら
言葉よりも確かに
ぼくを運ぶよ
あてもなく漂うように
どうか忘れたくて
音の波にひとつになれるようさ
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