縦に伸びた道の向こう 緩いカーブを描いて消えるもう届かない指の先に甘い香りだけを残して どんな顔して何を見ているの?美しい瞳に映ったほんの少しを分けてくれたら浮き上がる光に触れてみたいんだ 既に堕ちた日々の思考 鈍いターンで逸れて気付くもう帰れない夢の中で淡い記憶だけを探して いつか選んで全て見せてよ狂おしい痛みが残った傷が癒えたら忘れられるさ繰り返す期待に擦り切れる前に 張り詰めた空気の傾き 震える視線
胸の内に刺さる ひどく冷たい妄想は服の袖を濡らす汗のように染みになった乾いた坂の向こう 永遠と似た平行線写真のような青 映す度 覚えるような 透明な痛みは散り ガラスの奥 反射して罅を割ったもういいなんて嘘なら 理由は隠したまま傍にいたい 腕の先を焦がす やけに細かな感触は靴の底に溜まる雨のように枷になった弾けた泡の向こう瞬間はただ連動制映画のような青 映す度 戻れるような 透明な痛みは散り ガラスの奥
昨日はどうして家飛び出して溺れている話して輪になって踊ろう手を取り合えばもう笑っている 冷酷な視線 内容無いなら黙って底で堕ろしてどこまで行けそう?いつだって隠れていないで 形さえなくして 思考は停止で船漕ぎ出して沈んでいく剥がして絵を描いて破ろう背を向け合えばもう終わっている 冷酷な視線 内容無いなら黙って底で堕ろしてどこまで行けそう?いつだって重ねた手と手の隙間は揺れる隠れていないで 形さえなくして
全ての夜が明けるまではここから見ていよう澄んだ空気が濁る前に話の続きを聞いて 漏れ出す息の温度さえも確かに覚えている交わした数や付けた痕のその形の意味を知って いずれかの傷を抱いている地図の上 静かな夢 そして 全ての夜が明けたならもうここから出ていこう濁る空気が澄むときまた話の終わりを聞いて いずれかの傷を抱いている地図の上 静かな夢 そして
住み慣れた部屋 差し込んだ陽のせいか焦がす胸の奥は軽い隅の埃が舞うたびに目を擦り垂れる水の音が響く 想像と記憶と瞬間を刺す匂いがして千鳥足で追いかける憧憬夏の透明な同系色の中に溶けた 継ぎ接ぎのまま 駆け出した日のせいか濡れる靴の先は重い次の街へと平坦な道を抜け枯れる木々を縫い進もう 焦燥と思考と習慣を刺す匂いがして千鳥足で追いかける憧憬夏の透明な同系色の中に溶けた 想像と記憶と瞬間を焦燥と思考と習慣を
歓声の鳴り止んだ朝に太陽は燦々と光る鳥たちは木々に跨って窓越しに愛を囀った 聴こえる 感覚の澄み切った夜に対岸へ舵を取り渡る灯台が海を照らし出し真直ぐと伸びた道を行く 聴こえる もうずいぶん遠くの街まで来てしまったきっと街には帰れないくらい ここにはない 歓声の鳴り止んだ朝に太陽は燦々と光る鳥たちは木々に跨って窓越しに愛を囀った 聴こえるよ
響いたのは銃声と鳴き声と喝采あまりに綺麗な血の赤と散らばった弾丸頬を撫でる光に誘われた瞼抱え込んだ膝の隙に漏れるのは天井の抜け落ちた未来途切れたフィルムのよう 感触はなく 触れても消えるそれでも見ていたい醒めるまでに今は届きそうな気がするんだ 響いたのは銃声と鳴き声と喝采あまりに綺麗な血の赤と散らばった弾丸慌てて駆けだすと辺りは暗くて開け放して錆びた窓を照らすのは鮮少に映り込む期待透過したグラスのよう
目の奥に映る想像と空虚な耳鳴り回り続ける槽と思考はもう泡のようで宛てもなく膨らんで やがて張り裂けてゆく取り留めのない日々と甘く苦い蜜の香り 踊らされるように踊ってしまいたい振り返る姿勢が あまりに綺麗だから波打つ白色が頭の隅を泳いでいくように溺れてしまう気分 ただここで待つよ 指先で触れる表情と数歩の足踏み辺りを囲む灯は魔法のようなコントラスト夜を食べ肥大して やがて朝に溶けだす塗り替えられる日々に
その角を曲がったら いつか2人で歩いた道その坂を下ったら いつか2人で暮らした家4階の小窓からは過ぎ行く春の光が見えるちょっとだけ背伸びして夏が来る方へと手を伸ばす 曖昧な夢の中 正解を探したよ何処かにあるような気がしていたんだっけ太陽が照り付けて想像は消えてゆくあまりにも残酷な光の優しさに焼かれて その夜が更ける頃 いつも1人で帰りを待ちその夢が覚める頃 いつも1人で過ごした街後悔をしてるからさ今更
生まれた日のこと覚えているよ やけに晴れた金曜日喧噪の中に吐き出されて 閉じた耳で聴いた 不安を駆り立てるような眼と話しかける表情感覚はすでに宙を舞って その先まで見ていた 愛や希望 その類い 結局は灰になるもの賽を振り繰り返す 1994 そこから 瞬間のループ 積みあがっていく忘れた振りで逃げる空白が埋まる 思い出してみよう生まれた日から ここまで 愛や希望 その類い 結局は灰になるもの賽を振り繰り返す
燃えた後 灰の落ちた床と錆びた過去焦げた跡 空間に溶けて醒めた魔法染まっているようで滲んでいる止まっているようで軋んでいる いつか訪れるラスト 急がないのならワースト息が途切れたのとジャスト 未だに竦んだ足で走れる? 生活と計画の中で溺れるなら併殺か贅沢か今は飛び込むよ溜まっているようで溢れている填まっているようで擦れている いつか訪れるラスト 急がないのならワースト息が途切れたのとジャスト 未だに竦ん
中まで覗きたい その奥にある真相と訳のない暮らしと 膨らみ過ぎた妄想と 瞬間の延長 今日さえ昨日になる目を閉じて息を止めて潜ればもう感覚は羽を持った 朝まで届きそう その果てにある信号と枷をはめた足と 辻褄だけの結合と 瞬間の延長 今日さえ昨日になる目を閉じて息を止めて潜ればもう感覚は羽を持ち感触は手に残った
取り合った手と手を繋いで輪になって火を囲もうゆっくりとダンスをするんだ 火が消えてしまわないように陽が暮れた薄明りのなかで ひび割れた薪を並べて 溶けあった木と木を眺めて弧を描いて目を閉じようそっくりのシーンを見たんだ 火が消えてしまわないように陽が暮れた薄明りのなかで ひび割れた薪を並べて 歌う踊る夢のような魔法だった永遠にこのままで終わらないで火が消えて朝が来た 取り合った手と手を繋いで輪になって火
駆けだすよその先へ履き潰した靴は脱いで冷たい地面を蹴った見下ろした丘の上 届きそうな水平線振り向いたら きっと進めない 知っている鳴り止むことのない鼓動 途切れることのない創造この目に映ったものが全て待っている身体が動き出す予感 言葉が溢れだす壮観この手に残ったものは捨てて行こう 触れて 見てよ その手と目とで連れていくよ 裸足のままでどこまでも遠い あの海の向こうへ 知っている鳴り止むことのない鼓動