the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D

風のゆくえ – the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D

夕暮れ 携帯電話(ケータイ)に喋る 声の交差 せつなく
必死で 本当に欲しい言葉 捜す群れのようで

人を縫い 路地を抜け 右に折れ また左へ
迷い込み辿り着く先に 何かを求めた

緩やかな風になる 早めの春が散らばる
目映さに俯いて 落とした涙に気付く

「忘れられてゆくことは 怖くない」と呟く
白い肩 痛みの果実 月だけが赦した

幾度かの偶然と ただ一度きりの夢と
欠けたもの埋めるだけだった 形もないまま

同じ硝子の上を 流れる雫のように
僕らは透明に 交わり分かれ続ける

密やかな情熱で 自分さえ灼き尽くして
僕じゃない何か視てたのは 解かっていたから

遠ざかる冬の日に 消え行くものを見た時
手のひらに溶けてゆく 想いをしまい忘れる

緩やかな風が舞う 色づく道に溢れる
君を失くしたままで 歩けと季節が告げる

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月虹-GEKKOH- – the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D

振り向いて消える笑顔が 戸惑う程 儚く夜に零れる街を見降ろす 丘まで二人歩いて傾く月の灯でそっと 身を暖めた薄い翼で 星屑にまで近附けるボクらの爪先を 地上に戻

雪幻-winter dust- – the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D

薄色に滲む夜は終わる季節の悲鳴にも似て燃え際に永く尾を引く溶けぬ気持ちが結晶になる急ぐ街の声を 背に歩き出すのは確かな孤独の響きを 求めてるから降りそそぐ想いは

陽炎 -KAGEROH- – the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D

季節は僕らを近づけて 光に時が止まる今は見えない 眩しすぎて いつかの陽炎失くすのは 小さなものだって嫌で匂いのない花を 部屋に置いてる胸に落ちた言葉 とても綺

はじまる波 – the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D

片方ずつ分けた イヤフォンで離れて聴く新譜(きょく)の気の早い季節を 君は「嘘っぽい」と苦笑った「まだ来てない夏に とり残される」空の近くの 元ベンチで僕だけが

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