悲しむ暇もなく
届く 別れの 赤い紙
誘う 蒸し暑い午後の空蝉
はらりはらり消えてく夢
散る葉桜あなた重ねて
凍えるほど止まる心嘘だと言って
明日を討つ宿命を背負って
夏を待たず花火の号令
日の出ずる所から彼方へ
時代の流れに流される事勿れ
いざ飛び込め
今更遅すぎる
後悔の涙に溺れる
どうか私のことはもう忘れて
ふわりふわり綿毛の様に
このままどこか逃げ出せるなら
あなただけが側にいれば何も要らない
赤く染まる瞳閉じるまで
震える手は命の声
砕け散る絡繰は永久
恐怖と別れに躊躇うこと勿れ
いざ飛び込め
聞こえる鼓動の棘 地平線の先 今 進め
片道の汽車に乗って
あなただけが忘れぬなら何も要らない
明日を討つ宿命は神風
夏を待たず花火の号令
日の出ずる所から彼方へ 彼方へ 彼方へ
今迷って ただ迷って ただ迷って 掠める
日の出ずる所から彼方へ
時代の流れに流される事勿れ
また会いましょう
いざ飛び込め
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