今夜は独りにしないで
行き着く先が視えるから
痛みを隠し笑っても
寂しくなったら俺等の家に来いよ
寒い時は二人で抱き合っていれば
何も恐くなかった筈だろう
気の所為(せい)かい
何処(どっか)でツキが落ちたのさ
拾いに行く気も無いのかい
がっくり肩を落としても
誰かを怨めば自分も疵(きず)付くのさ
晴れた空に
小石を投げつけてみても無駄な事だよ
天に唾するとはそう云う事だろ
辛い時も判ってる
生まれた時から何度か訪れるもの
気にも留めないで
遠くの街に逃げ出す事もできるけど
同じ事さ
慰めだけで満足かい
何とかしてくれ!
直ぐに転機も来るだろ
生まれた時から決まっている筈なのさ
心配しないで
あんたの事判ってる
生まれた時から二人で居た気がするよ
夢を見ようか
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