去りゆく今日 にじむ明かり
夢のかけら ただ 拾い続けた
譲れぬもの 霞みそうで
涙をこらえた 唾を吐いて
「戻れぬなら」と日々の中 去りゆく背中あり
点いては消える 矛盾さえ飲み込むのか?
さらば 燃ゆる陽に 唇噛んで
立ち尽くした 御空に 咲け花
かすめる雲 錆びた線路
震える身体をつかんでいた
月は知らぬ 俺の心
無理に歌う声 はぐれてゆく
「あきらめるな」とほざく声 分かっているのだ
苛立つ掻きむしる 警笛が鳴っている
さらば 長い夜 無知の色で
塗りつぶした 御空に 咲け花
それでも又 空を見上げるだろう
じりじりと身を焦がして
「戻れぬなら」と日々の中 去りゆく背中あり
点いては消える 矛盾さえ飲み込むのか?
さらば 燃ゆる陽に 唇噛んで
立ち尽くした 御空に 咲け花
「馬鹿だろう? 今俺は 何も無い故に何処へでも行ける」
ただ願う 咲け花
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