花が咲きました 小さな花でした
初めて育てました 五才の夏でした
母に見せました 褒めてくれました
話し始めました 昔の話でした
見せてくれました 祖父の形?でした
溶けた時計でした 時を止めてました
八月の夏の朝 キノコ雲と消えました
青いこの空は何も言わないけれど
すべて知っている愛も愚かさも…。
祖母も一緒でした 叔母は子供でした
重なり合ってました 母だけ生きてました
八月の夏の朝 キノコ雲が見てました
父の兄でした 国を愛してました
空に消えました 十九の春でした
父が泣いてました…。母も泣いてました…。
抱きしめ合ってました…。涙溢れました…。
青いこの空は何も言わないけれど
すべて知っている愛も愚かさも…。
空を見上げました…。悲しくなりました…。
手と手を合わせました…。五才の夏でした…。
青いこの空は何も言わないけれど
すべて知っている愛も愚かさも…。
青いこの空は何も言わないけれど
すべて知っている愛も愚かさも…。
花をあげるから もう泣かないで…。
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