tacica

wonder river – tacica

いつか植えた その種が
花びら残して腐る
翌る日は寝惚け眼で
綺麗な時代
創ったつもり

閉じた地下室の中で
歯車笑って生きる
ここからキミだけの作法で
描いた未来
掴んでみたい

真っ赤な信号機に向かって
脇目も振らず直走る
高価な遺伝子は置き去りに

並んで足踏みを学んで
不穏な足音が行く
いつしか人波の作法で
願った未来
失くしたみたい

真新しい事に夢中で
清々しく直走る
どんなに焦っても世の中です

痛みを与え合った
血の紅さも忘れる程
光は後一息で
無言に還る
戻れない者

いつか植えた その種が
花びら残して腐る
ところが今も血眼で
目覚めの時間を
待ってみたり

揃って足踏みを学んで
不穏な足音は知る
いつしか人波の作法で
願った未来
失くしたみたい

初めから最後の上を
歯車になって生きる魂
その音に飽きる迄

真っ新な脳裏に向かって
珍しくボクは走る
どんなに汚れても
そのままで

光を奪い合った
血の紅さは忘れながら
一息で
後一息で
無言に還る
戻れない場所

wonder river
向かい合って
血の紅さを誇れる様
光は
後一息で
無言に還る
美しい者

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