tacica

ジャッカロープ – tacica

理由を知らない相槌の
代わりに誰かは痛んでて
それも知らない僕達の
命の代わりに今日が死んでくれる

何年間も僕で居るより
何万年も人間は勝って
そんな事まで憶えてる
昨日の事すら忘れちゃうくせに

自分が今 手放したモノ
自分以外には分からない様に
そうやって失っていく
でも真実の事は問題じゃなくて

数cmの穴の痕
土色に慣れた爪を噛む
どうせ最後は同じ未来
この規則に怯えてる

夕べ生まれた感動を
ほら頬杖ついて感動を
皆 嘘を嫌っている
でも真実の事は問題じゃなくて

又 掘り返した過去の匂い
僕だけじゃない事を願う
嵐の前だけ都合の良い頃
神秘に守られて

大人の様に弓が刺さっても
痛くない朝が来る
幾ら器用に空を燃やしても
治らない 薬はない

彼等の様に水を汚しても
気付けない夜が来る
誰も自由に濡れなくたって
降り止まない 雨の音

数cmの穴の痕

大人の様に弓が刺さっても
痛くない朝が来る
幾ら器用に空を燃やしても
治らない 薬はない
彼等の様に水を汚しても
気付けない夜が来る
誰も自由に濡れなくたって
降り止まない 雨の音

僕等 頭上に角を生やしても
守れないモノがある
鳥の落とした 羽を使っても
届かない場所がある

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