SuiseiNoboAz

ubik – SuiseiNoboAz

九月の雑踏で
ガムを噛んでいる
夏がまだ遊歩道で
くすぶっている
誰もが14歳で
ビーチサンダルで
誰もまだ知らない
ものを探している

夜の屋上で
それを見ている
青があの人を
ふちどっている
はるか極東で
火の手が上がる
夜はあたたかで
僕はくしゃみをする

離れた指
花で隠して
鋼のユービック
このプールサイドから

あらゆる雑踏で
ガムを噛んでいる
世界をダメにした
優しい人がいる
五時のサイレンに
最後のニュースが鳴る
「未来の光だ」って
ガムを噛んでいる

鋼のユービック
火を吹く時
もう君の顔も
思い出せないぜ

ベイビー
果てまで行こうぜ
このプールサイドから

ユビキタス

ソマリア

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