Suara

影 – Suara

乾いた指でなぞる水平線
思い浮かぶは遠い日の後悔だらけ

どうか許さないで わたしの持つ弱さも全て
酷くぼやけた未来まで

雷鳴は響く 木々が騒ぐ
あなたの影探す
ざらついた心に まだ
頼りなく笑う あの日の記憶が 根付いている

瞳の奥で今も抱えている
時の重さや断ち切れず積み上げた嘘

何処か遠い場所へ 心を逃がしてあげよう
深く沈んでゆく前に

追憶の海に 時は満ちる
光は影灯す
絡まった糸をほどき
僅かに残った 名も無き鼓動を 信じてみる

あなたの無垢な瞳の先
今は何を見てるのだろう
“正しさ”が影を纏(まと)うと
知らないままでいい

雷鳴は響く 木々が騒ぐ
あなたの影探す
追憶の海に 時は満ちる
光は影灯す
絡まった糸をほどき
僅かに残った 名も無き鼓動を
わたしはわたしを 信じてみる

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