SOUTH BLOW

  • 悪い癖 – SOUTH BLOW

    正しさに向き合って誰かを思いやって光を分け与える人になりたいそれなのに目を伏せて言いたくても言えなくて些細な勇気ですら出しきれない 嗚呼 いつもの悪い癖だ 涙はやさしく寄り添っても孤独は消してはくれないんだただ泣いてるばかりじゃいつまでも進まないんだ未来があんなに手招くのにどうして過去にこだわるんだもうそれでいいのかなため息ばかりだ 他の目が気になって目立つのを恐れてもいちいちスレた態度が白々しい…

  • 最後の言葉 – SOUTH BLOW

    どれだけ悔やんでももうあかの他人なんだね強く抱きしめても戻りはしないんだよ 春の冷たい日に物語を始めたんだ夏の終わる頃は写真も増えたのに ねえもう泣かないでもう責めないで嘘だってもう一度笑いかけて何度も願ってもうつむく涙はとめどなく溢れてくるだけ 秋の夕暮れに初めて手紙を書いたよ雪の降る都会もちっとも寒くはなかったよ ねえもう泣かないでもう責めないで夢だってやさしく肩を抱いて何度問いかけてもこぼれ…

  • 依存症 – SOUTH BLOW

    分かってる 求めた 先には何もないと足掻いても 虚しさを引きずるだけ ずっと 渇いてる 錆びてる感情 枯れた神経濁ってる ガラスの水面に映る瞳 涙をこぼしてみたらいいかな吐き気がした これ以上これ以上赦し合えないのならこの世に愛など必要ない何かが狂ってる神さま教えてボクらの顛末を堪えど堪えど報われない割り切れぬまま 朝が来るだけ あぁ いっそこのまま殺してくれないか 愉快なんだね 気持ちいいんだね…

  • キミニツグ – SOUTH BLOW

    目の輝きは何処へ行ったんだ抑えこんだ衝動を解き放てゆけ 何がそこまで咎めるんだ不条理な知識を打ち壊せ本当は何がやりたかったんだ黙っていないで答えてくれ 躊躇していて誰に甘えんだみんな自分で精一杯だ ゆけ 信じた道をゆけ 突き進むんだゆけ 己の道をゆけゆけ 何を迷ってんだゆけ それが自由なんだゆけ 何にいちいちボヤいてるんだ理不尽な言動を問い正せ違っていたならやめればいいんだ自分で選んだ道の上 幸も…

  • おやすみ – SOUTH BLOW

    8番出口を出て左に向かい進めばダイエー通りホテル地下歌うたい場で 歌い語らい合ってふざけぶつけ合いもすればすきっ腹にビール記憶もおぼろげで もういくよって手をひかれ大通りを歩けば薄暗い路地ほのかに灯る温かい光 「今日も1日ごくろうさまでした。」カウンター越しふやけた手と湯気たち人がつくる人の素晴らしさを感じさせてくれる大事な場所ありがとうさようならもうゆっくりおやすみ 何を想い背負いやってきたんだ…

  • その自画像 – SOUTH BLOW

    どうしていつもそうやって冷めた目つきでにらんで知らない他人(ヒト)を恨んだって何の意味もないのに いつから何がどうなって固く心を閉ざして自分のために生きるって他人(ヒト)を利用してる 悲しみは闇をつかんで誰も救いはしないんだ二度と戻れなくなって光も見えなくなるんだずっと黙っていたって伝わるはずもない依存と調和の歪んだ世界に いつまでそこでそうやってさびしいくせに意地はってねたみそねみがこびりついて…

  • 都会 – SOUTH BLOW

    今日もこの街は途方に暮れてる夢も希望も全部飲み尽くして唾を吐き捨てたゴミだらけの路地に太陽はひたすら眩しい さびしいのにさびしいと言えない孤独がうるさい さよならねえ一度だけ、だけでいいからさよなら悲しいのにどうして涙はでないんだろう 今日もこの街で途方に暮れてる夢も希望も全部つぎ込んでしまった嘘で掃き溜めたハリボテの裏には影が長くのびている 見て見ないフリは当たり前暗黙の了解 さよならねえ一度だ…

  • THE SUN – SOUTH BLOW

    夜の終わりから眺めていたまたくる朝の始まりをまるでため息が澱むように薄靄に包まれてる 愛も語れないこの世界で誰もが平和(ピース)を探して色褪せていゆく景色の中で裏切るような日本晴れ 大空よ迷いも過ぎた日々もとれない傷も嘘もその青に混ざり溶けてくれ 場違いでも屋上(ここ)で咲いている雑草(キミ)が愛おしい金網越しに見えた冷たい光の粒が黄金色に染めていく 大空よ迷いも過ぎた日々もとれない傷も嘘もその青…

  • 19才 – SOUTH BLOW

    夢中になって探していた何にだってなれると思った誰にだって気を許したそれがずっと当たり前だった 背の高いビルも愛おしく思えたんだ 欲しいもので溢れていた貧しかった心が躍った思ったよりもやさしかった不安なんて忘れていったんだ そのまま大人になれたのに、、 少年はまだ知らないでいた真実はまだ霞んでいたんだ曖昧なまま触ってしまった 躊躊躇いもなく触って触ってしまった 自己主張で必死だった欲しいものが絶えな…

  • 蜘蛛の糸 – SOUTH BLOW

    ひとつふたつ 映される涙の行く末はひとつふたつ 乾いてもう元には戻らないひとつふたつ 示される救いの入り口にいたいいたい 我先にとひしめき合ってる ひとつふたつ 剥がれてく過ちの鱗がひとつふたつ 散らばってそこら中はりつくひとつふたつ 許しを請うみたいにのろった今更 あがいても 改心と煽れば気まぐれの慈悲も甘い罠もいずれ確かな目の前の温もり最後はうまくいくはずと信じてた 手をのばせば 届きそうな光…

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