にぎわう喧騒避けて らせん階段のぼった学園祭の美術館 の裏手に立て掛けた午後の日に眠る まだ白いキャンバス 君が遠すぎて 息が出来なかった見知らぬ雑踏抜けて 急行電車下った 裏路地の秘密基地 への坂道駆け抜けた朝の日に翳る がらんどうのキャンバス 浮世は幻 共に行けばいま旅立つ君よ 昨日までのよに言葉はいらない そのまなこ信じてもう旅立つ友よ 誇り高く歌おうきっと幸あれ いつの日また笑おう