眠れない夜 秒針の音冷蔵庫が虚空に唸る ブラインド越しの月が満ち欠けるようにいつかは痛みは温もりに変わる 時の舟 どこへ流されてもめぐり逢えるだろう 傷痕から夜明けの足音溜め息より密かに新しい毎日が降りそそぐどんな空にも 壁の絵葉書 水槽のテトラ音のないテレビが照らす 真夜中過ぎの雨が乾いた花を潤し置き去りの記憶を洗う 夢の櫂 明けない夜はない静かに漕ぎ出そう 悲しみから生まれた優しさ誰かに届くように光射す今日
名もなき星屑の旋律(しらべ)旅人たちの道標意味のない存在なんてない 抱きしめた腕の体温(ぬくもり)瞳に消えない灯火大事なものはいつも近くにある 何度でも呼ぼう 君の名を世界に一つの証明(あかし)だから コバルトのつばさ広げてそっと悲しみも喜びも包み込む新しい朝に 風の産声 朝焼けに染まる楽園(まほろば)扉を開ける合言葉この道は永遠まで続く ありふれた日々の幸福(しあわせ)手に入れた数の足枷戻れないなら先へ行