いつだって 気紛れなんだ
急に海が見たいわだなんて
取得したばっかりの免許
君に自慢するんじゃなかった
オンボロの車転がして
君ん家の前でクラクション3回
窓から顔だした君が
なんだか眩しく見えたよ
カーブ 曲がるたび
息をのんでる僕を見て
君が笑うから スピード上げた
鮮やかな夏の日射し浴びて
景色だけが変わるよ
僕らを乗せて 流れ去る時間に
途中下車はないぜ
きらめきまで あと一瞬さ
君が好きな アルチュールランボー
風がめくったページ指さして
「私をここに連れていって」
「太陽と海が溶け合う場所へ」
だめだって 話しかけないで
今ギアいれてるとこなんだ
風にさらわれたストローハット
一瞬 空に花が咲いたよ
渋滞の環状線 突然の天気雨に
濡れて 君の寝顔 泣いてるみたい
鮮やかな夏の太陽浴びて
瞬間は永遠に変わる
瞳とじれば 流れ去る時間の
残像が まぶたで 虹になる
あと一瞬さ
どこまでも続く白いライン
アクセルを踏み込めば
日焼けした潮風のラブコール
鮮やかな夏の日射し浴びて
せつなさだけをこの胸に
抱きしめたい 僕らまだ夏のエチュード
見つめあえば きらめきが 燃える 一瞬さ
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