さっきまで見ていた夢の中
虹を二人で見上げていた
いつか捕まえに行こうと
約束した 夕焼けに
さっきまで見ていた夢と
よく似ている空を眺めながら
あなたに話す この時の
終わりを僕は 知らなかった
返事もないけど 喋り続けて
答えもないけど 問い続けて
それでも持っていたその声を
雨上がりの夕暮れに
あの日 夢に見た風景を
古びたアルバムに見つけたよ
今度は忘れてしまわないように
約束だよ ちゃんと 刻むから
消えないよ 大丈夫 残っている
あなたとの記念碑
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空に風船が飛んで行く何気に見惚れた 時間が止まったかのようだ簡単なことが どうしてだろう言えない 伝え方もわからない僕も止まってる生きているから 嘘もつく優しい
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点っていく 街路樹の下光へ飛んだ 舞ってはしゃいだ外れて仕舞えば 呑み込まれた失ってしまった 影しか見えなかった影に落ちた あの子は溶けて闇に沈んだ あの時泣い
夜の月に照らされてる猫にこんにちは でもなんかそっけなくて横断歩道 赤色の向こう側僕を急かすんだ早く行かないとって夜の散歩道 独りで体操座りまるで世界がループし
思い出したのは あの夢だった旅立つ頃の淡い日々のことだった蒼く水色に染まった世界で深く遠い場所にいるみたいだった燈のような 覚悟がポケットから逃げ回って 眩しい
心地いい風が吹いた 春の匂いがした平気な顔してみたけどあんまり上手じゃなかったみたいそれぞれにこれからの日々が待ち構えているから隣を歩いてる人の未来まで願ってい
この手から光が月を忘れた夜に消えていく指先に微かに残る想いも届けばいいなと隠した不揃いの気持ち 抱えて滲む目の前に温もりを一つ願った空に上がった 僕らの痛みをさ
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遊ぼうよ この指とまれ無人の教室 掴んでくれた飛び出した 廊下は照らされ宝石のように 光っていた雨上がり 虹を追いかけた鬼役のあいつ 悔しがっていた別れ際 重ね
暗がりの中 空に上がった刹那の光に急かされ 足を絶望の道へ 踏み出した忘れたくない声を胸に仕舞い込んだペンダント 揺れていたああ騒がしいパレードいつかのお別れの
世界が声を失くした ひとりだけ息を吸って それを吐いて呼吸のリズム ひとつだけ望んだ景色の中にいるのに眠れないのはどうしてなんだろう安心すれば恐くなるよ終わりを
顔出した 明日が手伸ばしに 僕を誘った阿呆ヅラして八方見ていたら 気づけなかった違和感も怠惰と一緒くたに 誤魔化したんだ好きなものが好きだったから 期待をしたの
あなたに出会うまで僕は怖さを知らなかったそばにいるだけで嬉しくて涙が出るんだ悲しみさえも愛しさとなるような奇跡で満ちていた神様 どうか お願いだから知らない言葉
光の失せた瞳に色が馴染み滲んだのは過去の果て背に架せた重さに何故か生きる意味も価値も貰っていたこの砂漠の海に漂い見えぬ遥か先も舞うのは礫あなたのいない 夜は長く
さよならをくれた 思い出ににわか雨が匂いを残したまま通り過ぎていく水面(みなも)に揺れる 駅のベンチで晴れ間を待っていた錆びた踏み切りと飛行機雲はあの日のままで
初めて知った温もりの名も「知らない」まま逐いかけた 背中空は炎のように燃えていた宛先不明の寂しさと孤独 教えてくれたもう聴こえないその足音 待っている何もないは
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音のない夜が 目を覚ます前に君のこと 見つけられるのかな流れ星の騒めきくらいの背中に目眩がした遠くではためく旗がまるで雨の後の虹みたいだな枯れた街 破れかけフィ
時計の針と落ち葉を攫(さら)った風世界が刻々と色を失くしていくあの日のまま 君が笑っていた幻が窓の外 生きているみたいだった埃かぶった アルバムの中君の面影が蘇