全て零のような国 砂の雨
生死の境に吹かれる 名声
ふらり楽になって 空に向かった
彼らに手を振って 心の羅針のゆくまま
赤く燃える太陽 無情のお頭
そこで伸びる影が迎うは蜃気楼
まるで闘うかのような この目で見つめた
夢をただ 守りたいだけなのさ
戸惑い歎(なげ)き抱え込んでも意味はない
淋しさなら とうに忘れただろう
今は亡き屍の希望を捉えたまま
嵐の中、進め 続け
馬鹿言 戯れ言すら叶えてみせよう
希望に飢えた悲しき者達よ
聳え立った恐怖に 高鳴るぜ 理想郷
僕ら止まらない
ゆらり過った願望に怯えた
ありもしない楽園にただ震えた
溢れてしまったら全てが
無駄になってしまう だなんてさ
初めから分かっているんだ
幾つもの景色を潜り抜けた先で知る
空に消えた 誰かの祈りの歌を
偶然とか宿命とか別にいらないから
終わりにしようぜ 後悔に嘆く夜を
聴こえたんだろう あの闇を切り裂いた声が
命を賭けた覚悟の燈が
未開拓の風を受け、尚更響くなら
突き進め 傲慢に夢の淵へ
昇るライトの向こう 幻の真実よ
まだ醒めない夜に踊っていろよ
枯れ果てた同じ空の下
続く 零の王国で
馬鹿言 戯れ言すら掴んでみせよう
見てろ 希望に飢えている者達よ
光り輝く太陽の元 滲んだ絶望も
それら全て前兆の道でしかないのさ
矛盾と冗句で出来ているはずの体ならば
秘めたる無限を無下には出来ないから
聳え立つな 過去よ 高鳴るぜ 理想郷
必要ないぜ 勇気は 笑えるね くだらねえ
変えるさ 全てをこの手で
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