点っていく 街路樹の下
光へ飛んだ 舞ってはしゃいだ
外れて仕舞えば 呑み込まれた
失ってしまった 影しか見えなかった
影に落ちた あの子は溶けて
闇に沈んだ あの時泣いていた
太陽が橙色に輝いた
綺麗だった 綺麗だった
それはあまりに奇麗で
あの子に伝えたくなったんだ
勇気は持つのかな あの子のいる
あの街のこと 覗いてしまえば
隠した痛みも傷も 全て知ってしまうよ
それでも瞳に移したあの景色を
貴方は 見つめてくれるのかな
不思議な気分だ 沈めば沈むほど
視界悪くなるけど 妙に落ち着いてゆく
独りになって 寂しさを知って
温もりに気づいた 笑っちゃうよね
喉が枯れるほど 伝えなきゃ
貴方の中で知った温もり愛しさを
同じ鼓動の音を目印に ここまで潜ってきたんだ
それでも瞳に移したあの景色を
あなたは見つめてくれるのかな
勇気は保つのかな あの子のいる
あの街のこと 覗いてしまえば
隠した痛みも傷も 全て知ってしまうよ
いいの?
勇気を掴んだなら 離さないよ
抱え込んだ 痛みも全部
特別な理由はなくていい
戻ろうよ外の世界へ
辿り着いた呼吸のその後で
あの景色を 届けられるかな
眩しい光が視えた
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