sajou no hana

  • メーテルリンク – sajou no hana

    焦って撒いた水は多すぎて倒れだし空との距離は増してく 目指した果て拭えない夢は麻酔のようにうつろいで運んだ 憧れだった位置 欲しかったものただそれなりに価値を押し付けて呆気なく消える夢は欲張りらしい 絵になる群れの中で疑ってた鼓動は知らない青へどうでもいい期待 超えて自由だけ見たい向き合っても朧気できりのない理想を嘘と否定して 誰の背中も追わないあの行列にくべない未来への想いを近くで探そう 願いか…

  • ニューサンス – sajou no hana

    嗚呼、片足で立って辛いお気持ちもう共有してちゃんと酔ってますか? 愛を持って違う何か浴びせられ厄介そうで邪魔な私 湧いた湧いた 「ほんと大丈夫?」それ聞いてどうするの?ただ褒めるだけでいい 言えない癒えない鏡のせい見れない消えない汚れた生あっさり噛み切って冷めた目で嘘を見抜く勝てない買えないな無垢な品捨てる物ない躯(むくろ)だし覚悟は隠さず裸で手に持って抗う ご立派に生きられて良かったね 優しさレ…

  • 影裏 – sajou no hana

    もっと深くいたいよ 弱さで退路は狭いやり直すならやり直すなら何か残せてた 横目に通り過ぎる迷わない群れ躊躇わずにあんな風に理解して強くなりたい 見えない顔に正しさ追っていた笑ってた日の残響終えてしまえたらお願い、嘘じゃない意味欲しい 剥いだ裏の真実割っていい変えていい自由に裂いた時間の数だけ心を揺らしてくるんだ謝っても足りない 気付けていればまだ最後くらいは笑い合えたかなもっと深くいたいよ 至らな…

  • 天灯 – sajou no hana

    産声が上がったその日から僕ら皆一様に、仰向けに転んで、空を仰いでいたっけ。君の目に映った憧憬の色が深まるほど、遠のいていく君をずっと見ていた。 夢に描き続けていたものが、灰になって消えるとしても、それでも君は進んで征け。 祈っているよ。 赤く赤くいびつに燃えている。胸の奥底で小さく揺れ動く火が。空を描いた少年は、憧れのままに羽ばたいた。数え切れない傷と共に。 産声が上がったその日から僕らの頭上に、…

  • Ruler – sajou no hana

    誰が教え誰が正しいって記した幸せの在り方は「揺れる」 賄いきれない僕を成した器 想いで溢れそのままでいいと絶えず君は愛を注ぎ一面優しさ覆い許していく絡み合った憂いが綿みたい心広がっていく 呼ぶ名前でさえ違ってゆく あたり前でさえ変わってゆくあやふやなまま 押し付けてくる想い拒んで見返り、期待、捨てたそれが楽だった そんな僕に愛を注ぎなにもかもいらないって一面優しさ覆い許していく絡み合った憂いが泡み…

  • Evergreen – sajou no hana

    降り出した夢にあたって移ったみたいどんな温度、気分 僕の声も知らない誰かが付けた価値もういいや全部全部 洗うんだ 最初まで巻き戻して見せたい変わらない想い育て今、生きた 棚引く夢が逸れないよう贅沢な想い巻き上がって残る綺麗な糸だ繋がり確かめ偶像じゃない何時もそのままの僕で笑えたら碧の今が続くこれからもこれからも 思いっきり転びまた下向いてみたどんな温度、気分 上手くなんていかない自分のいる場所が凪…

  • 繭色 – sajou no hana

    Withdraw into my shellThe white threads tangledSleeping in silence aloneI dream of a butterflyIt dances lightlyYou get farther away 慣れない甘い香り誘われて起き出しすぐわかった何も持たずで全て足りない どうかはみ出した世界でも私を呼んで側に置いて構って 今日も夢見る …

  • 極夜 – sajou no hana

    ふたつの手のひらが重なる時にだけ生まれる温もりを、あなたに差し出せたら。ひとすじでもいい、光は灯るのかな。 極夜の空、雲間にぼやけた星空。答えが見つからない闇の中で、もがくように瞬いていた。 あなたの痛みを知りたいと願った。風が頬を刺すような、冷たい夜の中でも。瞳の天球に散らばった光と、重なる手のひら。静かに燃えている。 ひとつの悲しみが人知れず凍えて白に染まる夜に、あの雲が晴れたなら。一張のカー…

  • 青嵐のあとで – sajou no hana

    瞬きひとつの間に過ぎ去っていく青嵐のような君の後ろ姿が、滲んだ視界の中、おぼろになる。誰もいなくなった帰り道を歩いていく。 明星が傾いていく。ほのかに夜の匂い。明日の僕らが今日の僕らと違っていても。二度とは戻れないとしても。 例え十年先も二十年先も、きっと、ずっと、忘れられないんだよ。手を繋いで誓った、幼い約束を。夏の終わりを告げるような微温い風とともに、淡い紅掛けの空の色に染まっていくよ。 どこ…

  • Hypnosis – sajou no hana

    痛覚は麻痺していく。誰の妨げもない多幸。昨日を消して。曖昧な不安たちは過去に縛りつけて。 瞼の裏、綺麗だった。そこには安寧があったんだ。何も見たくないから、誰もいない寝室で、僕はこうして目を瞑っているんだ。夜を待ちながら。 I was hypnotized. ねぇどうして、現実なんて陳腐な戯曲で僕は。最低な台詞を吐いて、自己嫌悪にまみれていく?逃げ出したくなって、夜を待ちきれなくて。まどろんだ僕は…

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