RURUTIA

流れ星 – RURUTIA

繋がれた細い糸は 音も立てず千切れて
呼ぶ声は宙へと零れる 冷えた風に混ざって
銀の霧に変わった

流れ星キラリ ああ 燃えて砕けた闇の向こう
震える指先 ああ 浮かぶあなたの影をなぞる
二度と届かない光

ひとしずく また溢れて 碧い街が滲んだ
流れていた 時間は止まって
泣き疲れた心は ただ 彷徨い続ける

流れ星消えて ああ 深く静かな闇の向こう
空ろな身体で ああ ひどく冷たい影を抱いて
一人 星屑を拾う

呼ぶ声は宙へと零れる 冷えた風に混ざって
銀の霧に変わった

流れ星キラリ ああ 燃えて砕けた闇の向こう
震える指先 ああ 浮かぶあなたの影をなぞる

流れ星消えて ああ 深く静かな闇の向こう
空ろな身体で ああ ひどく冷たい影を抱いて
一人 星くずを拾う

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プライマリー – RURUTIA

壊れないように君を抱きしめた降り注ぐ金の糸 星屑の雨言葉だけじゃ全部伝えきれない事触れ合う事のその意味に初めて気づいた透明な君の瞳(め)が 映し出す世界は銀色の

知恵の実 – RURUTIA

少年はまだ幼すぎて知恵の実を上手く飲み込めない季節たちは 彼を追い越して取り残されてうずくまったいたずらな視線が削る背中鋭く細くなるばかり僕の躰は鈍く光るナイフ

ロスト バタフライ – RURUTIA

Butterfly 彷徨うよ 地下鉄は迷宮さはばたいても はばたいても 見つからない出口Someday もし君に そんな日が 訪れたら思い出して 思い出して 僕

僕らの箱庭 – RURUTIA

どうしてにくしみを 与えてしまったの?どうしてやさしさを 奪い去っていくの?遠く深い空 答えをもう教えてきれいなきれいな箱庭でほら 今日も何かが壊れて行く先を知

赤いろうそく – RURUTIA

雲の波 星を隠すビルの森には 輝く赤いろうそく細い雨は すべて濡らし最後の夜は ピカピカに磨かれてたかごの中の甘い夢 くちびるから逃げたすべてが嘘だと言った あ

僕の宇宙 君の海 – RURUTIA

拡がる黒い雲を分けて 微かな光が静かな路を照らしていく夜明けが始まるしなやかな 羽のような君の手を取りながら歩く僕から生まれる 想いのすべては君へと向かって つ

雨の果て – RURUTIA

求める胸は抑え切れず 寄り添いあった言葉君の瞳は悲しい罪の色を映し出す鏡ほどけないように ふるえる指を手繰り寄せた誰も知らない 果てに行こう煙っている重たい空を

銀の炎 – RURUTIA

やわらかに 滲む青い霧がいつの間にか 空を埋めて水晶の月に火が灯るわあなたと私を包んでいく何も見えないから強く抱いていて月の炎の中で揺れ続けていたいたとえこのま

エレメンツ – RURUTIA

笑いながら剣を翳して羊飼いが来る笑いながら静寂を裂いて羊飼いが来る残されていた アザミの森さえ無防備な姿に 焼き尽くされていく泣き叫ぶ風を 一つ残らず聞き漏らさ

ゆるぎない美しいもの – RURUTIA

広く穏やかな 深くたおやかな あなたは湖その底へ吸い込まれて行く 私の想い青い悲しみも 赤い憎しみも あなたが消した透き通る心 ふたたび 与えてくれた間違った道

朱雀の空 – RURUTIA

あやしく 朱く 腫れあがる空溶けながら 落ちる太陽あなたが最後に残した笑顔が透明すぎて 歪んでいく疼いて消えない 胸の高鳴りが膨らんでは また破裂してざらざらと

幻惑の風 – RURUTIA

ほのかに甘い霧に浮かぶ 朝の気配薄墨色に 漂いながら 渦を巻く何もかもを さらってゆこうと 風が強く吹いては声をあげて 僕を追い越していく二つの腕で 君を抱いて

スピネル – RURUTIA

揺さぶられるように 激しい雨に打たれしがみついてた夢は 儚く錆び付いた青い幻震えるほど きれいに君は笑った捩じれた 最後の夜に押さえきれずに 壊れてしまうよ記憶

微笑みのマリア – RURUTIA

軋む体を 暖めるものは この両手だけ僅かな音にも ひび割れてしまう 弱ってく心この都会(まち)は 風が強すぎるから頼りない僕の足じゃ もう 前には進めなくて尽き

マグノリアの情景 – RURUTIA

星の光 散らばって 真青き夜を照らす二つの影 重なって 風は蜜色になるいつまででも 抱きしめてその声で 導いて外には 白いマグノリア雪より清き花よ凛と立ち 咲き

トロイメライ – RURUTIA

ガラスの星瞬く夜二人そっと溶け合った生まれたのは秘かな夢甘い永遠を願った変われないよまだ消し去れない一つを思い出せばすべてが蘇ってしまうさよならって言えなかった

サンクチュアリ – RURUTIA

水辺に舞う 白い2羽の水鳥真綿のような羽根を絡め合うここは守られた聖なる泉手を取って 愛に沈みましょうねじれてはちぎれ ちぎれては落ちていく痛みさえ感じないほど

星のたましい – RURUTIA

揺れる燐の火を 空一面 浮かべたような 星の海に君は静かに両手を翳し 瞳は光りで潤んでいくよああ 君と供に在る この真実を全部ひたすら胸に 重ねていこう何一つと

オール – RURUTIA

月のひかりが 打ち寄せる部屋は飴色 眠る君僕らはいつも 抱き合って互いを深く 沈めあっていた指を離すよ もうこれ以上君の全てを 飲み込んでしまう前に手と手を繋い

パヴァーヌ – RURUTIA

翡翠や銀の食器 浴びるほどの葡萄酒胸開け踊る女 飛び交う金貨香しい蘭の花を纏い 微笑むモナリザの顔さえ淫らな欲望に汚され 恥辱と苦痛に歪んでいる涙はいつか頬を伝

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