RURUTIA

  • 玲々テノヒラ – RURUTIA

    絡めた指の隙間から 零れ落ちたのは 君の夢幼すぎて 守れる強さを持てなかったのは 僕のせい光の射す瞬間を ほら 二度と逃さないで 何も怖くない 君が望んでいたその止まない思いをもう 手放しちゃいけないよ僕を包んでくれてた 君の翼 真白な無垢の翼で綺麗な羽ばたき見せて 小さな箱にそっとしまう思い出に 胸が軋むけど失う事で掴む強さで 孤独なんて いつか超えられる君の声が聞こえるよ 離れても確かな声 君…

  • リラが散っても – RURUTIA

    なだらかな坂道 青い空へ伸びてリラの花 揺らして風が過ぎてく 静かに甦る 懐かしさに胸が鳴った 最後に君に手を振ったこの場所あの時 僕は振り向く事が出来なくて 隠していた扉を君が開いてくれた春色に輝く光が見えた 少しずつ消えていった君の声が耳に残る 最後に君に手を振ったこの場所あれから 僕は少し大人になったよ 幼いきらめきが今も僕を支えてくれるよ 忘れない 苦くて愛しいあの頃ここから僕は歩き始めた…

  • セレナイト – RURUTIA

    ああ 揺らめく灯火 瓦礫の街に鳴り響く透明な調べは 願いを湛え 今 焼け落ちた空は水の底へと沈んでいく満ちていく 月明かり 青く燃える夜が君を染める 儚いほど細い肩をきつく抱いていても君は消えてしまいそうで ああ 無数の星粒 宇宙の果てで見つけたよ 初めての出会いは目眩さえ覚え 今 降り注ぐ金と銀の光の波に呑まれ二人 聖なる河へ 甘く押し寄せては僕の胸を震わせるよずっとこのままずっと抱いていたい君…

  • 愛し子よ – RURUTIA

    愛し子よ いつまでも この胸に抱かれて 眠りなさい稚い あなたのことを もう二度と逃がしたりはしない 彼女のことなら 忘れてしまいなさいざらついた猫撫で声が その耳を舐めないように咽を締めあげておいたから ふたりだけでいい 他には誰もいらない私だけがあなたを満たせるわあなたの足に銀の足かせをはめましょう同じ過ちを犯さないように 愛し子よ この胸に 脈打つ甘い蜜を吸いなさい稚い あなたから もう二度…

  • ABINTRA – RURUTIA

    列を乱さずに歩く 年老いた子供たち暗幕に紛れ狂気は 正気へと成り済ます 欺きや偽りに目を背けて 身を委ねて揺られてるだけそれとも… 打ち砕け その手で 踏み破れ その足で呼び覚ませ 命を刻め 刻め この世に落ちた印本当の自分と未来を 手に入れたいなら寒さを 痛みを 別れを 涙を 受け止めて 虚像の街 空腹は何で埋めればいい乾いた口いっぱいに 砂を頬張って 祈りはいつ 誰かへ 何処かへ 届くのか誰も…

  • 星に花、灰色の雨 – RURUTIA

    ああ 氷の海 溺れた鳥のように静けさの 波に沈んで 君を想う 星を見つけたと思ったそれは何よりもきれいで僕はまるで 罠に落ちたみたいに何度でも 口づけしたんだ 灰色の雨 濡れても濡れても温もりは 僕から消え去ることなく君の甘い面影に 花を敷き詰めて朽ちてゆける日まで 目を閉じる ああ 夜の森に 漂う雲の影に身を捧げ このままそっと溶けてしまえたら 溢れる光 眩しくて奇跡さえも 信じられた僕は全てを…

  • 水景色 星模様 – RURUTIA

    水平線に 光がさざめいてゆっくりと ほら 朝日が昇っていく 昨日の悲しみに濡れてうつむいた君を照らしていく ホロホロ 涙 零れても弱さもそのままでいいんだよやがて深い海を造るから透明な心を造るから 砂に描かれた 潮の満ち引きを慈しむように 風がそっとなぞる 願いを叶えるその為に星たちは 朝靄に散っていく 燐光キラリ 最後の星に思い込めて 届くといいなかけがえのない君の笑顔が明日はきっと 見られます…

  • パレード – RURUTIA

    砂漠を飾って パレードに酔いしれる街夜明けの空を燃やし続ける 赤い炎 踊り続けて 疲れ果てた瞳は凍り擦切れすぎた心の痛みは 麻痺していく 夢見た世界と 君の笑顔を引き換えにした僕は今君の夢ばかり見て このまま 遠く遠く 形なんて消えてしまうほど風を切り裂いて駆け上り 星になって君の元へ行きたい すり抜けられる程の 薄い会話の渦に紛れてしまえば 少しだけなら楽になれる 崩れていくの 境界線は流れ続け…

  • 白い月 銀の糸 – RURUTIA

    清らかな 白い吐息を撒いて満ち潮に 月の影が降りる 窓辺に佇む あなたを縁取る銀の糸 消えそうに揺れる光 夜の腕に抱かれながら あなたをただ見ていたいその瞳が 本当は違う誰かのものでも 願い事湛えて 燃えているの幾千の星の粒が 瞬いて 微かな波音あなたが 遠くて 触れたくて思わず手を伸ばす 強い腕に抱かれながら わたしはまた夢見るその微笑が たとえ違う誰かを照らしていても 夜の腕に抱かれながら あ…

  • シグナル – RURUTIA

    枯れ落ちていく花びら鈍く光る 朝焼け 離れていく心を 映し出した瞳時だけが静かに 流れていく 君に届く事は二度とないと知っても溢れて まだ 止められない 夢を見てるみたいだ君のいない世界は 凍るように冷たい 四角い部屋 一人沈んでいく砂みたい 崩れていく 今も抑えきれない君への思いが悲しいほど胸を刺すよ数えきれない想い出と一緒にいっそ僕ごと壊してくれたなら 凍るように冷たい 四角い部屋 一人沈んで…

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