月が微笑んでる
弱気なぼくをそっと見守るように
まるであの日の君
いつでもそばで見つめてくれていたのに
どうしてその小さな手を
放してしまったのかな?
痛いくらい今になって気づく
かけがえのない存在に
はるか遠くに離れても
思い切り泣いて笑えた
あの頃のぼくらのすべてを
どうか忘れないで
「むじゃきに戯れた時間も
いつかモノクロになってゆくの?」
心のアルバムに刻まれている
思い出たちが囁く
誰かのそばにいるのかな?
眠りに落ちているのかな?
夜空駆ける星になって君の夢に
届くように…
もう二度と戻れなくても
たとえ許されなくても
君の幸せを今ならば
素直に願えるよ
ぼくに欠けていたものを
いまさらだけど手にした
その答え 握りしめながら
ひとり歩いてくよ
はるか遠くに離れても
思い切り泣いて笑えた
あの頃のぼくらのすべては
決して消せやしない
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