rionos

ハシタイロ – rionos

乾いた海の跡 望んで
まだ見ぬ対岸を描く
囚われの心のままなら
こんな傷みも知らずにいた
美しい詞を告げたひと

夜明けも待たずに
果てのその先を泳ぐ 虫の唄
眠らず君と聞いた記憶
手を ただ結んで
半色でも 遠い国でも
短い一章に生まれた夢を
抱きしめに行こう

僕ら何も知らない
こどものままいられない
そしていつかは溶けゆく
世界の一部へと

小さな繭のよう
まるくなって安心して
眠りたい それだけの
祈りを…

やがて崩れゆく時と 廃園の中で
とめようもなくただ君といま生きよう
手をかたく結んで
どんな扉を選んでもいい
まっすぐな瞳で見つめる ほほ笑む
その姿がすべて

「耳をすまして。潮騒がきこえる」

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空を飛びたいと – rionos

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