空を飛びたいと あの子は言った孤独でおなかを満たしやせた指をつなぎ合った白砂の色した こどもたち君も僕も きっと真水と汐水のちがいでそこに何の意味があろううまく涙が流せるまでとなりに座っているよ何千年かかってもいい大事なこと 言えなかった朝ひとり空を飛んでしまった あの子小さな家をつくろう甘い実のなる木を育ててテーブルひとつ囲もう頬をぬぐう風と やさしい毛布とつながる星々のように並んでこの世界で眠
乾いた海の跡 望んでまだ見ぬ対岸を描く囚われの心のままならこんな傷みも知らずにいた美しい詞を告げたひと夜明けも待たずに果てのその先を泳ぐ 虫の唄眠らず君と聞いた記憶手を ただ結んで半色でも 遠い国でも短い一章に生まれた夢を抱きしめに行こう僕ら何も知らないこどものままいられないそしていつかは溶けゆく世界の一部へと小さな繭のようまるくなって安心して眠りたい それだけの祈りを...やがて崩れゆく時と 廃