REIKO
風まかせ – REIKO
人は誰でも 風に任せ
風に乗って飛んで行って
しまいたいと思うことがある
あたたかい母の愛に 包まれて育った
幼い頃の 倖せな日々でさえ
なぜか風に吹かれて どこか見知らぬ国に
ぷいと飛んで行ってしまいたいと
思うことがあった
風まかせ 風まかせ
風にまかせて 飛んで行けたら
人は誰でも 風に任せ
風に乗って飛んで行って
しまいたいと思うことがある
ひたむきな愛に破れ 死にたいと思った
呑めないお酒 あびるほど飲んだ夜
そっと風に吹かれて 闇の沈黙の中に
永久にこの身 かくし滅びたいと
願ったことがあった
風まかせ 風まかせ
風にまかせて 飛んで行けたら
人は誰でも 風に任せ
風に乗って飛んで行って
しまいたいと思うことがある
その思い 今も同じ 変わりはしないわ
けれども少し 人生を知ったから
どうせ風に吹かれて 消えてしまうのならば
命かけることの出来る人を
見つけてからにするわ
風まかせ 風まかせ
風にまかせて 飛んで行けたら