静かな放課後に舞い上がる土埃
重い空に浮かぶ飛行船
彼方で叫ばれるブラスバンドもの悲しく
涙を誘うように聞こえてくる
乱れた心が鋭く冷えていく
息もせずに走ってた
「…サヨナラ?」
共鳴せずに終わったけど
今は齧りつくよ
止まる事のない時間(とき)に
それでも限界だって足が言う
この意気地なしめ!
揺らめく世界 昨日は帰らない
打ち上げられた球 思わず眼で追いかけ
ポカンと開けた口が溜め息
金網に掛けられた指先が痺れてる
雨はいつになれば降るのか
失わなければ 動き出さないと言うけど
「サヨナラ」
強制的な終わり方は
誰も望んでないのに
手加減なしの雲行き
いつかって言葉の手軽さに
甘え過ぎだった!
未来は今を磨いて輝く
何だって今こんな目に遭うの
神様とやら
恨みたくもなるけど
でも放心状態なんて暇はない
齧りつけよ
止まる事のない時間(とき)に
それでも限界だって足が言う
この意気地なしめ!
揺らめく世界 昨日は帰らない
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