Ran

そんなこと – Ran

あなたが去ったあとの
この部屋の電気はあかるい
温度差に身が持たなくて
ああ今日も泣いちゃった

「朝焼けを見よう」と
張り切った あなたの寝顔で
また今日も言えなかったんだ
星空も泣いていた

伝わっていたことさえ
伝わらなくなってたんだけど
きっと言葉にしなくても伝わるって
伝わるって思ってたんだ

似た者同士だと
勘ぐる事ばかり
何をしただとか、何を食べたとか
そんなことだけで
よかったんだけどな

あなたが出て行った
布団のさくらんぼを今はもう
1人で摘んで食らってる
そこにはあなたが居ない

哀しむつもりで居ても
あなたが先にいってしまう
きっと見つめていれば判りそうで
解ってくれそうな気がしていた

「似た者同士だ」と
言う度に遠ざかる
何をしていたの、何を食べたの
そんなことだけで
よかったんだけどな

似た者同士だと
勘ぐる事ばかり
似た者同士だと
勘ぐる事ばかり

何をしただとか、何を食べたとか
そんなことだけで
よかったんだけどな

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