Prague

秋揺れ – Prague

長い道のりの中で手にしてく一つ一つ
勇ましくは進むけれどまだ何も出来ちゃいないんだ

流れる季節よそっと 輝けもっと
足踏みする心を照らすように
大切なその光は絶やさず 放さぬように

漂う風に揺られて 放つ言葉ははためく
アスファルトに溶けた街が止めどなく語りかける

耳を塞いでしまった弱さにさえ
目を閉じてしまった過去でさえ
大切な言葉だけが与えてくれる感情を

優しい風で抱き締める秋の空 悲しみで満たさぬように
振り切るように駆け抜けた夕暮れが 瞼の奥に広がる

落ち葉の中に埋もれた 時間が動き始める
石ころのように転がって 少しずつ見えなくなる

手を繋ぐ木々の葉が赤く染まり
消えいりそうな想いを示す
身を委ねて景色の中で自由に駆け回れ

立ち止まらず通り過ぎる秋の空 逃さぬように追いかけて
がむしゃらに伸ばした手で掴むものが 忘れないでと語りかけるよ

愛しさに目を開けば秋揺れ
悲しみに耳すませば秋揺れ

耳を塞いでしまった弱さにさえ
目を閉じてしまった過去でさえ
大切な言葉だけが与えてくれる 変えてくれる 引き裂かれそうな感情を

優しい風で抱き締める秋の空 悲しみで満たさぬように
振り切るように駆け抜けた夕暮れが 胸の中で燃え上がるよ

愛しさに目を開けば秋揺れ
悲しみに耳すませば秋揺れ

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