postman

六芒星 – postman

今だけは君と僕だけの星にしよう
何にも怯えぬ夜を繋ごう
笑われそうな夢を謳おう
どんな価値のある絵より美しい絵を描こう
愛も憎しみも何もかもを
混ぜ合わせた色で絵を描こう

この広い星の上で この歌が届く距離に今
君が生きていてくれてよかった
この永い時の中で この声が響く今がただ
愛しい 愛しい 愛しいのさ

今だけは君と僕だけの時にしよう
何にも堪えぬ船で行こう
暇つぶしがてら火星でも行こう
どんな小説より夢見がち話を書こう
最終話は全て無くなる時
それまではずっと語り継いでいよう

この深い海の中で この歌が届く距離に今
君が生きていてくれてよかった
この永い時の中で この声が響く今がただ
愛しい 愛しい 愛しいのさ

ずっと君でいてよ 他が思う君ではないよ
言葉では追い付けないくらいの歌をここに置くよ

愛なんてきっともう必要ないと
科学者が解明しても持てるだけ持っていよう
愛にしか出来ないことがあることに
気付いてないだけ 隠してるだけ 忘れてるだけ
星か海か地上か 或いは、“この”土の中
僕らが旅をしているここはどこだろうか
先に何があるか見に行かないか
長い永い旅は続くよ

今だけは君と僕だけの星にしよう
何にも怯えぬ夜を繋ごう
堪えきれないときは手を繋ごう
どんな価値のある絵より美しい絵を描こう
題名をつけるのは後にしよう
だって最後の一筆までわからないよ

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