いくつかの 淡い 不確かな
影達が 君を通り過ぎた
風鈴の音 茹だる 夏の午後
彼女は 教義 曲げて
恐る恐る 手を伸ばした
間違い探しをしよう
君が犯した事 すべて
乾いた喉 水が欲しい
体の重い日々は もう嫌でしょう
声も出さない様に 泣いていたよね
消えないでよ あと少し
日が沈む 君はまだ願う
「あの人になって 生きてみたいな」
落ち葉の音 枯れる 秋も過ぎ
歩き疲れたから 身を委ねる
「誰でもいいや」
明かりが眩しいな
暗闇の中 余計に
君が求めたのは
都合のいい話と エンドロール
期待して待っている 傍観者
何も起こんないよ
いつでも 虚ろな目を隠す君がいる
お腹が千切れるくらい 笑ってよ
その時は 一緒に居たいよ
間違い探しをして
炙り出したのは 何色?
答えの先 善悪のない
僕はそれに 怯えてしまった
明かりを探しに行こう
君が輝いたっていいよ
随分と遅れたけれど
悪いのは 君だけじゃないよ
首根っこ掴まれた 永久機関
見守っている いつでも
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