雨音を聞いていた 鍵盤を叩くような
気づいたら 記憶まで滲みだした そんな夜
呼吸する心臓が ざざ鳴りに 重なれば
ふたりしかいない国 傘の中で たどり着いてた
見上げても 掴めない 切れてしまう 蜘蛛の糸
問いもない答えなら いっそ 求めないままで
裂けて笑う 傷跡に 触れてみたら 面影
明日さえも手放せば 日々は泡―――――。
瞼を伏せて 花が咲く くちづけは夢
美しい嘘をつく 君と僕
さよならは 胸の内 やまなくて雨
ざわめきも あざむきも 隠す
不確かな永遠で まほろばに結末を
手にいれて 失って
躯 こゝろ きっと忘れる
愛を知った 曖昧なんだ 逢い違って 相果てちゃうの
IO エラー 哀憐ばっか 愛情なんて 哀情なんです
(哀韻踏んで 哀願しては 哀咽する 哀婉な様)
刻む無情 涙声 微熱 冷めぬばかりだ
いつか 失くなってくなら 全部消して―――――。
瞼を伏せて 花が咲く くちづけは夢
美しい嘘をつく 君と僕
鮮やかな透明で 流れ込む雨
受け止めて 受け止めて
瞼を閉じて 花開く くらやみで夢
何処までも 何処へでも 一晩中
さよならは 胸の奥 やまないで雨
ざわめきも あざむきも隠して
隠して
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みらいいろ – Plastic Tree 果てなき世界ならば この胸には証しを同じ涙濡れたら 僕ら笑いあおう解き放ってった現実で 刻む鼓動にフレーズを共鳴してく心に 音をたてて咲く 名前のない花おそろい
デュエット – Plastic Tree 月光蝶は 遥か向うの論争と宙を舞う可笑しい位 鮮やかに落葉樹と ずっと遊んでよう一晩中 ずっと踊ってよう枯れ葉散る ひらひらと美しくこの場所で彼が言う魔性施した
アリア – Plastic Tree 落ちてくる星の雨 伸ばした指先に触れて足下に伝われば 汚れた水に変わるからほら 目を閉ざして叶えば 地には花を失うために時は過ぎて 静けさひとつ漂うほど戯れる微
雪月花 – Plastic Tree 空は泣きやみ 色ない眉月窓に滲んで そっと零れたふたり描いたしるしを残して夜はざわめく星翳してただ ただ 重ねる日々に問いかけながら摂理な流転に 空理な刹那に
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バリア – Plastic Tree いつも白黒思考で好きなものは好き 嫌いなものは嫌い放課後 ひび割れたチャイム残響していた 鼓膜が破けそうだアスピリン つくり笑い不感症の涙クラスメート カメレオ
静脈 – Plastic Tree なまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶青く 青く 君が流れて滲んでいけば いつのまにか微睡みこゝろ、行方不明――――。くしゃみをして気づいた 冬はまだ長引くみたい白い息を
まひるの月 – Plastic Tree みんなキラキラして 嘘に見えて不安だから7月の高すぎる青い空は嫌いなんだ雨の後に濡れた細い道で忘れられた薄い透明なビニール傘僕みたいに風で飛んだずっと繰り返す
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てふてふ – Plastic Tree 夢を繰り返す 深い闇に蝶 諦めるように消え去った君の影遠く悪戯に 笑う針の月 抜け出す呪文も思い出せなくなる静けさには 待ち構えた涙壊れかけた 甘い時間に 欠片