Plastic Tree

  • 痣花 – Plastic Tree

    羽をもがれた蝶みたい 影が伸びてそう見えた無邪気な愁しみにただ 揺れていた 暮れていた百度の恋知っても 慣れてしまうしか術なくどこにも行けないままで この身体 この心 同じ場所をぐるぐる回る 出口なくて 二度と戻れなくなる 僅かな塵を追うように 眺めてた夢覚めてひとり残像 かげろう模様 水彩で描いたら いずれ真っ赤に流れる想い 青褪めた気持ちだけ残る歪な形が奇麗 咲いていた花の跡 花の跡 花の跡 …

  • ざわめき – Plastic Tree

    それはおとぎ話 月光 嘘を見抜いた朗読 胸の内 結末 子供騙しで リアリズムの妄想で 意味不明に自己暗示曖昧な運命も成れの果て ざわめきで また不意に夢が覚めて悪戯に ただ記憶彷徨うだけ睫毛の先が 触れた距離も遠くなんて 告げて 逃げて 懺悔に応答無く 静かでとても騒がしいいつかは忘れましょう 追憶 燃えて広がる デュアリズムの論争で 答えなき自問自答多角形の感情で切ったの、どこ? まばたきで ま…

  • Light.Gentle.and Soul. – Plastic Tree

    なるべくなら僕は今日じゃなくて明日でもなくていっそやめてしまいたい出会うべくして出会った様になんて無茶が過ぎてて いっそやめてしまいたい なるべくなら僕は今日はそうだ不治の病だそっとしてほしいみたい出会いとかほら向いてないじゃないか無茶が過ぎてて そっとしてほしいみたい それでも異常なほど騒がしくてあまりにうざったくて呆れていた“カードをめくってごらん 今に良い事あるさ”僕なりの道化を演じてようか…

  • remain – Plastic Tree

    明かり灯せば薄れてく雨窓に当たってく その雫なぞって同じ時 同じ数 同じ景色を眺めてた寂しさも分け合えるように 風が過ぎれば流れてく雨二人途切れた面影をさらってその夜を その距離を 違う景色を重ねてた褪せる日を失くさないように 何をしても色濃く映りだしてくほら また季節に逆らって花は落ちて咲かぬまま枯れてく もう雨は上がり 終わらない切なさまで触れたこころ残りだけが消えそうな僕を塗りつぶしてく 染…

  • C.C.C. – Plastic Tree

    何故か すぐに忘れてしまうせいで続きのない夢ばかり見ているの切なくなるだけの 期限切れの魔法だ正気保ってれるの 君のおかげ五線譜に無駄な言葉引っ掛けた感情ぐらい どうか覚えていますように 散りばめたのは いつの涙?瞳の中で 花が散って移ろいでいく 今がいつも愛しい 狂しい 眩しい 雨上がりの 甘い匂いが好きで水たまりの向こう側 覗くけど退屈だって どうせ飽きてしまうわけで理由もなく 壊れそうになり…

  • エンドロール。 – Plastic Tree

    始まりはエンドロール 切り替わる寸劇なくしてく時間で触れてたのは何?雨を欲しがったり 海を見たがったり願い事の分だけ花を摘んだ 日々の中泳ぎ回って 息切れしては沈んでく泡になって 朝になって また見上げる 空の水槽 古い記憶 どれも君と僕、それ以外ふたりきりだったのにね 逸れるまでのストーリーは鮮やかでも幻 覚めないまま微睡み密やかに何告げた? 見せかけの白昼夢しらじら 嘘つきは去ってきらきら 眩…

  • スウィング・ノワール – Plastic Tree

    馴れ合って寄り添って重なって早送り 散らかって戸惑って痛がって巻き戻し 回る記憶はもう ひどく劣化してかすかに聴こえる声 悲しむのは何故? 夢うつつ五線譜で踊れば心はケセラセラ永遠と一秒を行ったり来たりのオペレッタ 逆らって絡まって怖がって一時停止 欲しがって失って嘲ってまた再生 見えないものなんてすぐ どうせ飽きるのに溺れてゆくばかり 繰り返すのは何故? 夢うつつ五線譜で踊れば心はケセラセラ永遠…

  • 月に願いを – Plastic Tree

    ふいに解く指 足りない距離告げた最後は「ありがとう」だけ 何度も 好きだとばれないように胸の奥閉じこめ 隠すの 無理につく嘘 あなたの為自分背いて 抱えた罪 息を止めたら 消えてく声痛みだけ とり残されるの 今 その手を伸ばし 静かに引き寄せて霞んでく夢の中 醒めないでいて 言葉は儚くて 触れては切なくて抱きしめても そっとすり抜けていく 影 声は途切れ 届かなくても季節重ね  離れていても想い焦…

  • あまのじゃく – Plastic Tree

    空耳は君の声 騒がしい春の風感傷に浸るには 少しだけ似合わない あの日僕が恋したのは 幻だとなぜに笑うの さだめには逆らえない 寂しい嘘をつく本当の事なんてどうでもいいのさよならは悲しすぎて 可笑しくなるばかり間違いを 探しても 意味ないなあ 霧雨と水銀灯 見上げても星は無く遠い目の少年は まだそこに座り込む いつか晴れた月夜にほら 君と僕の影が揺れてた 戻れない時間にただ 途方に暮れたなら何ひと…

  • メデューサ – Plastic Tree

    編み込んだ目は味わい深く さりげなくミステリアスとか 意味深に言っておこう触らぬ神に祟りなし って言うでしょう目は合わせるな 鏡越し 故に曖昧 通りで買ったカーネーションが変色したら逃げるんだ計算式だけじゃ手に負えずに迎えが来るよ 言葉につまる瞬間に 我が身引き裂ける想い側にいないとかって些細な議論は 今不必要思っていても鼓動で 我が身破裂寸前の危機錆びたナイフは捨てておこう あしたは晴れる マネ…

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