P.I.MONSTER

ルーズリーフ – P.I.MONSTER

手の平をあずけてみたら
握り返して欲しくなった
強く強く願ったあの頃
朝焼けが目ン玉の裏側を
わしづかみにしたって二人は
眠れやしなかったんだ

路地裏をぬけて帰る僕の部屋は
散らかるばかりだったけど
日当たりの悪さを言い訳にしては
繋いだ手を離せずにいた

この世界で1秒ごと強くなって
曖昧な永遠さえ信じられたらいいな
もし僕らが生まれてきたその理由が
偶然じゃないのなら

はぐれ鳥と夕焼け雲
コントラストがきれいだった
そっと握り返してくれたね
ぬくもりと共にいつしか消える
東を向いた二人の影
でも忘れないでいようよ

足音に怯えてうずくまる僕の
隣で泣いて笑った君よ

「この世界は1秒ごと過去になって
読み返す手紙みたいに色褪せていくから
繋いだ手を離さないで 離れないで
そばにいて欲しい」

目覚めたら一人ぼっちの部屋の中
冷たくなっていたんだ
記憶ならあやふやになっていくのに
心だけ置き去りのまま

この世界で1秒ごと強くなって
幸せが星のように降り注ぐならいいな
もし僕らが生まれてきたその理由が
偶然じゃないのなら

いつの日かきっと
分かり合えるだろう
いつまでもずっと
変わらないだろう

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