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雨天結虹 – phatmans after school

知らないことだらけだった
二人はいつしか
知らなくていいことばかり
探し合う

雨が落ちる夜の中
僕らは互いに
背中を合わせた

ねえ、ちゃんと
話をしようよ
私に気付いてよ
触れ合ったり 支え合ったり
見つめて欲しいの

何度もそう 僕を呼ぶ
心の叫び声に
気付けないでいた

どんな綺麗な言葉を並べてみても
誰かと分かり合うことなどできない
口先の嘘でもいい
愛しているよと
君がそう言ってくれたなら

ねえ、私を見つけて
泣きながらつぶやいた
何の為に僕らは
繋がっているのだろう

すれ違う心が
不確かな愛を求め合っては
やがて壊れていく

もしも僕らが出会わなければ
離れることなどなかったのに
もしも僕らが出会わなければ
愛しさで泣く夜もないのに

離れ離れの二つの糸は
互い違いのボタンをかけて
新しい誰かの元でまた
結ばれていく

さよならも
いつもありがとうも
ごめんねも
言えないままだった

当たり前すぎて
甘えていたんだ
君の存在が大きすぎて

触れていたいよ
君のそばにいたいよ
幾度となく夜にそう願った

もう一度笑って
好きだと言って
例えそれが夢だとしても

指切りし合った
ずっとそばにいようって
約束は果たせなかったけど
愛しい人よ どうか
幸せになって
バカなやつだと笑ってくれよ

雨はやがて虹をかける

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