peridots

鳥 – peridots

昔々ある森に
赤い嘴の美しい鳥が一羽棲んでいました
羽は風を孕み
時に青色や朱色にも黄金にも見えたそうだけれど

誰の目にも触れることなく
ひっそり死んでった

都会の小さな少女がそんな夢を見た

少女は鳥に名前をつけた
短いけれど美しい名前だった

少女の胸の中で
その鳴き声は響いてた
いつまでも
まるで棘が刺さったように

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長かった一日が終わろうとしている – peridots

振り返れば夜の気配がビルの窓に張り付いてた戸惑いながら渦巻きながら長かった一日が終わろうとしている友達には言えないこと友達じゃない人に言ってた移ろいながら揺らぎ

EXPO – peridots

君の話題を独り占めエキスポみたいな盛り沢山の驚きでありたいもはやお守り代わりでなくなって落ち込む小さい宝物でありたい今日も夜が空をかき混ぜるこれからだから行っち

andante – peridots

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歌は常に雄弁である – peridots

歌は常に雄弁である僕自身に比べたら季節は過ぎたわずかに余裕を残して言い逃れた夢を叶えたら家に帰ろうそれ以上先へ行くことはない完璧な空であなたと集めた散らかった言

Raining,raining – peridots

Raining,raining雨の日はなぜ余計なことまで考えるなぜここに僕がいるのか瓦礫の山と小さな残り火あどけない兵士が目の前でおびえていたもしほかの国に生ま

Smile – peridots

これは君へ紡がれた歌たとえ君が気づかなくっても外は昨日からの長い雨街の色を変えてる君がたったひとりで泣くとき僕もたったひとりで泣いてるじれったいほど分かり合えな

miracles at night – peridots

明け方の夢ささくれたホテルしわがれの声でお別れ言ったかすかな記憶で僕の記号で君の記号でこれからだって上手にずっとやっていけるんじゃない?挟まれて 寝て染み込んで

I Want to Be Toby – peridots

ピアニストになって聴衆を飲み込んでみたい遠くからジャンプシュートも決めてみたい誰にだって落ち度はある未完成の偶像と踊りたい散らかった部屋のドアを蹴って「ただいま

異常気象 – peridots

コーヒーを残して通りを見てるだけ様々な面影まざまざと浮んで今も昔も僕の心は異常気象タバコをやめても褒める人がいない今日は何曜日だっけ時計もなーんにもないいつのま

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海と塵 – peridots

冷たい海が僕らの頭上で波を立てていた真珠はほころび粉雪は内気な心に積もるから僕はあなたに笑いかけたノックは静かで誰も起こさずにそっと消えたヒントを黙って探した真

YOU ARE THE SONG – peridots

いつまでたっても抜けない訛りがすこしだけ僕にもうつった二人がめぐり合うまでの時間を埋め合わせるようにあなたは最高に不思議な詞ほかの何よりグッとくるごまかさないよ

はじめから (w/o Her Ver.) – peridots

音を消したテレビのなかには夢のように今日が映ってたまだ何も起こっていないみたいに少しずつあきらめてるのを自分でも気づかないくらいせわしなく見慣れた狭い道を行く僕

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空色の金平糖薄い文庫本を開いては閉じて昔の夢を見て春風に吹かれたらあのころに迷い込んだ時は流れていくけど忘れないで互いに支えあったときを失って気付くもの多すぎて

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某月某日 4時東京の自宅にて朝でも夜でもない一瞬とすれ違ったもう希望なんて見えないのにまた今日も希望を歌ってる僕はそんな人風呂上り僕は鏡を見ていた生っ白い身体が

Rush – peridots

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泡と消え残ってないものまで僕に全てくれあてをなくしてしまったならここを訪ねてくればいいのさ管弦楽の河を敷いてそっくりもう流された君の歌で呼び寄せて狐の嫁入りもく

Broken Heart – peridots

来た道を戻っていく悲しい背中をした青年答えのない問いかけは西の空で羊雲になった名もなき色に染まる空で願いは潰える引き取り手もないまま誰の胸に眠るバラバラの夢から

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ノートの臭いを嗅ぎながらいつしか眠ってしまったようだ言うべきじゃない言葉でならうまく言い表せる気持ちでEverybody's looking for somet

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